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ふとしたことで後輩を思い出しました [興味ある本]

 Amazonを見ていたら興味深い本を見つけ、古本屋さんで10分の1の値段(390円)で売っていたので購入しました。以下の本です。


超入門!水電解質、酸塩基平衡―「演習問題」で学ぶ実践的なアプローチ法

超入門!水電解質、酸塩基平衡―「演習問題」で学ぶ実践的なアプローチ法

  • 出版社/メーカー: 総合医学社
  • 発売日: 2011/10/01
  • メディア: 単行本



 どなたが書いたのか、どんな本かは気にせず注文しました(390円でしたので)。届いて実物を見たところ、表紙のイラストに見覚えが、、、、、、以前購入した洋書の翻訳だったようです。以下の本です。


Acid-Base, Fluids, and Electrolytes Made Ridiculously Simple

Acid-Base, Fluids, and Electrolytes Made Ridiculously Simple

  • 作者: Preston, Richard A., M.D.
  • 出版社/メーカー: Medmaster
  • 発売日: 2017/10/01
  • メディア: ペーパーバック



 購入した翻訳書は2011年出版で、洋書は2018年出版のようなので洋書の方が新しく、無駄だったかなと思いましたが、以下の点で良いことがありました。

 一つは監訳の先生が母校の先生だったことです。私も直接学生時代に講義や実習でお世話になりました。腎臓内科の先生なのに、不整脈の鑑別を10ぐらい一度に挙げておられて、すごい内科医だなあと思った記憶があります。
 2つめは、訳者の中に部活の後輩がいたことです。何年か前にお会いして、色々お話を聞いたことを思い出しました。学生時代に馬鹿話をして盛り上がったことも。
 3つめは、最初に購入した先生でしょう、書き込みがあり、それが私の知りたいことで、勉強になりました。AはBであり、よってCであるとか書いてあっても、なんでCになるの???ってことが時々あります。AはBであり、それはこれこれしかじかのためCであると書き込みがあると分かりやすいです!

 私が学生だったのはもう30年以上前なのですが、気持ちだけ少し若返った気がしました。390円は安い買い物でした!

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ブリンクマンインデックスと命名したのは、、、、、、 [興味ある本]

 次のトリビアはこちらです。

 ブリンクマン指数を命名したのは、、、、、、、、


Dr.倉原の 呼吸にまつわる数字のはなし: ナース・研修医のための

Dr.倉原の 呼吸にまつわる数字のはなし: ナース・研修医のための

  • 作者: 倉原 優
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2019/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 西村先生。

 上記の本に書いてありました。色々面白く読める本です。呼吸器に興味が持てること間違いなし!お勧めです!!

 Brinkman指数のいきさつについて詳しく知りたい方は、こちらの論文をご覧ください。


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本の宣伝ー救急医療ここだけの話 [興味ある本]

 坂本壮先生、田中竜馬先生という人気の先生の編集による救急の本「救急医療ここだけの話」が令和3年6月21日に発売されます。「集中治療ここだけの話」という本の姉妹版です。

kokodake.jpg

 Amazonでは予約開始されていますので、興味のある方はこちらから是非ご購入お願いします。

 虫垂炎に関して私が担当させて頂きました。文献を一杯読んで頑張って書きましたので、是非お読み頂き、ご意見頂ければ幸いです。

 編者の田中竜馬先生から虫垂炎について書いて欲しいとメッセージ頂いたのですが、何故私なのか?私のような者が書いて良いのか?非常に悩みました。しかし、スーパードクターKに手術を頼まれた高品先生に斉藤さんが言った「もしあんたが断ったら、あの人悲しむだろうね」という台詞(33巻カルテ3)を思い出して頑張りました。

 救急医学、集中治療のカテゴリーで一位になっています。そんな本の一部ではありますが、関わることが出来て嬉しく思います。

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他科の先生からコンサルトを受けたら [興味ある本]

 感染症プラチナマニュアルで有名な岡先生の本です。私は人から見ればベテラン外科医なので、コンサルトを受けることがあります。基本こちらでやりますと言って自分でオーダーしたり、転科してもらったりしていますが、いや転科は結構ですと言われたり、自分が良くないと思う治療をされていると困ることがあります。あと研修医の先生への指導で、私が言うことに同意してくれないこともしばしばあります。

 そんなときにどうしたら良いか?がこの本の中にあります。


感染症プラチナ流コンサルト

感染症プラチナ流コンサルト

  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本



 感染症についての記載は、マニアックな症例もあり、私には理解できないところもありましたが、それは本筋ではなく、コンサルトされた患者さんを診る心構えが書かれています。相談してこられた先生とのコミュニケーションの取り方なども書かれており、考えれば当たり前のことばかりですが、なかなか出来ていません。

 字体とか、本のデザイン、それから極意六の「粘り強くとことん考えろ」が、なんとなく鬼滅の刃を意識しているのかなと勝手に思いました。

 それから、スライドみたいに要点が表示されているのですが、ヒラギノ角ゴシック?は見やすいから、やはり自分もスライドではこのフォントを使い続けようと思いました。

 2000円と医学書としてはとても安いのもお勧めな点です。是非本屋さんで購入を!

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外科の基本手技について考えてみませんか? [興味ある本]

 久しぶりの更新です。今日は本の紹介です。

 腹膜を電気メスで切っても良いじゃないかと言う記載にひかれて購入しました。面白くて一気に読めました。ちなみにですが、基本手技を解説した本ではありません。基本手技のやり方について、理屈を知りたいという人が読む本です。





 確かに、多くの手技や治療方針とかに関して、何故?と言う事を考えないで、疑問にも思わないでやっていることが多いです。私は頻繁に研修医の先生に、何でその検査をしているの?何故そうするの?と聞いていますが、著者の先生同様嫌がられていると思います(^^)。

 私が思っていることを明解に書いてくださっている所もたくさんあり、これから何かあったら、この本を見せて説明しようと思いました。東大卒の先生がこう言ってんだよ!と。

 針を皮膚に垂直に刺そうとして、変な刺し方をしている先生が多かった(以前の勤務先の研修医の先生)んですが、その理由もよく分かったし、そうしなくてもいいと自信が持てました。

 これから外科の勉強をしようという若い先生はもちろん、指導医の先生にもお勧めです。著者の先生も書かれていますが、いやこれ違うんじゃない?と言うディスカッションのきっかけになりすぎる本です。

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ばたふらい [興味ある本]

 今日は本の紹介です。ずいぶん記事を書いていませんでした。仕事に疲れていたり、将来の夢が見えなくて困っている人に是非お勧めします。著者は現役の循環器内科医です。ある病院の循環器内科病棟を中心に、医師や患者、看護師の様々なエピソードを軸にお話が進んでいきます。





 医師や看護師を目指している学生さんは、是非この小説をお読みください。すごく勉強する気が出るはずです。16のエピソードを交えながら登場人物が成長していくのですが、看護師、医師それぞれになりきって読んでいくと、自分の将来の姿が具体的に見えてくるのではないかと思います。循環器の専門用語も出てきます(もちろん解説あり)ので循環器の勉強にもなるでしょう。
 唯一気に入らないところは、循環器の話しか出てこない点で、外科医の私としては大変不満です。よし、私が外科医の話を書くか!と言う感じに元気の出る本です。

 それから、すでに医師や看護師になっている方は、なんとなく過ごしている毎日に、こんなに沢山の心温まるストーリーがあるんだと気付かせてもらえるでしょう。何もないのではなく、気付かないだけでしょう。たぶんですが、ほぼ全てのエピソードが著者の先生の体験談だと思います。小説に出てくる部長先生の話は以下の本に書かれていることでしょう。


医者の不養生―患者となったある医師の奇跡の記録

医者の不養生―患者となったある医師の奇跡の記録

  • 作者: 末次 哲朗
  • 出版社/メーカー: 日本文学館
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: 単行本



 この「ばたふらい」は、ペンネームになっていますが、最後にこの本が紹介されていますから、まあいいのかな。

 医療従事者でない方は、日々患者さんのために頑張っているスタッフに直接でなくてもエールを自然に送りたくなるはずです。心温まる16のエピソードを是非堪能ください。

 なぜ「ばたふらい」なのかは最後のエピソードを読むまで分かりませんが、それは読んでのお楽しみです。私は水泳を高校時代にしていたので、あのバタフライのダイナミックな感じを想像していましたが、そうではないようです。

 また、同じ著者のこの本もおすすめです。私は全部持っています。何故全部持っているのかは、ご想像にお任せします。





 きっとこの曲も関係あると私は思ってます。


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英語論文を読みましょう [興味ある本]

 今日は本の紹介です。英語の論文を読まなければならないと思っている人は多いと思います。今はほとんどの情報は英語です。日本語もありますし、英語の文献を日本語に訳してくださっている貴重な方もおられますが、やはり最新の情報は自分で英語を読んでみるのが一番です。

 しかし、私もそうですが、英語をすらすら読むのは難しいです。で、結局読まずに過ごしてしまう、、、、、、、

 そんな人のために書かれた本が出ました。感染症の岩田先生です!!岩田先生を直接知る人に言わせれば、研修医時代から英語得意だったとのことで、私たちと同じにしてはいけないでしょうが、英語が不得意な人のために丁寧に論文をどうやって読んで行けばいいのか解説されています。

 要約の結論だけ最初に読んでしまえばいいとか、確かに英語が苦手な人に対して暖かい目で記載されています。ねころんでよめるシリーズはためになる物が多いですが、この本もとてもお薦めです。

 ただし、100分で英語論文が読めるようにはなりません。当たり前ですが。しかし、100分で英語論文を読んでみたい!楽しそう!と思える事は間違いなしです!


Dr.イワケンのねころんで読める英語論文: ナース・研修医必見!  海外論文がすらすら読めるようになるヒケツ

Dr.イワケンのねころんで読める英語論文: ナース・研修医必見! 海外論文がすらすら読めるようになるヒケツ

  • 作者: 岩田 健太郎
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2018/09/19
  • メディア: 単行本




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心電図が苦手なあなたに良い本の紹介 [興味ある本]

 心電図を読めるようになりたいと言う人は多いのに、心電図に自信があるという人は少ないです。しかし、心電図が読めなくても患者さんのマネージメントが出来れば問題がありません。あくまで心電図は検査の一つなのですから。そんな事を学べる本が出版されました。

 Facebookでお友達にさせていただいている布施先生の書かれた本です。一度だけ講習会でご一緒させて戴いたことがある先生ですが、教育熱心な方で、ブログもされています。どのブログかはご本人の許可を得ていないので書きませんが、心肺蘇生の講習会のインストラクターなどもされていて、専門でない者が、心電図をどう生かしたら良いのか?をずっと考え続けていたのだと思います。


救急心電図 ただいま診断中!

救急心電図 ただいま診断中!

  • 作者: 布施 淳
  • 出版社/メーカー: 中外医学社
  • 発売日: 2018/09/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 心電図もたくさん載っていて、レイアウトに余裕があり、老眼の私でもハズキルーペなしで読めました。30分でこの本を読むように書かれていますので、忙しい診療の合間に何度も読み返して患者さんのために頑張ろう!と思える本です。

 頻拍か頻脈か、徐拍か徐脈か?と言う話は何度読んでもややこしく、理解が困難だったのですが、この本を読んでスッキリ理解出来ました!


救急蘇生法の指針 医療従事者用 2015

救急蘇生法の指針 医療従事者用 2015

  • 作者: 日本救急医療財団
  • 出版社/メーカー: へるす出版
  • 発売日: 2017/01/01
  • メディア: 大型本




 専門医に相談すること(この本ではリーチアウトと表現しています)は恥ずかしいことではなく、立派なスキルであるという言葉に感銘を受けました。

 ACLSやICLSの受講前に読んでも勉強になると思います。全ての医療者必須の本であると思います。価格も3600円と医学書としては安い本です。新しいiPhoneと一緒に買えば奥さんにもばれません、、、、、、、、、たぶん。是非ポチッとな!!





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心電図を勉強したい方へ [興味ある本]

 心電図は、「得意になりたいと言う人が多いのに、苦手な人が多い」と言う特殊な物の一つではないかと思います。通常勉強する人が多ければ、得意だと言う人が増えると思うのですが、、、、、、多くの医療従事者が、心電図を勉強し出して、挫折した経験をお持ちではないでしょうか。私もその一人です。

 今回紹介させていただく本は、若手救急医が書かれた本で、数年前に出た物ですが、分かりやすい上に色々な知識が満載で勉強になります。

 前文に書かれていますが、多くの心電図の本は診療に沿った形で書かれていないと言うことです。確かに、心電図は検査の一つでしかないのに、心電図を勉強すると言うと、心電図の成り立ちとかそう言ったことに目が向けられます。そして、心筋梗塞から電解質異常、くも膜下出血まで心電図で分かる、、、、、、みたいな方向になることもあります。

 例えば、白血球数について、このような事を書いている本はないのではないでしょうか?白血球が上がっていたらこう考える、下がっていたらこう考える、正常でも異常がないとは言えない、、、、、、、白血球はこうやって測定しているんだよ!と細かく書いてある本(も、もちろんあるでしょうが)は、一般の医療スタッフには不要です。

 この本は症例ベースで、心電図から何が分かるか?何が分からないのか?診断を進めて行く中で心電図がどのように役立つのか?あるいは役立たないのか?が述べられています。楽しく勉強できること間違いなしです。そして、興味を持ったところを、一般的な心電図の本を辞書的に調べて読めばいいのではないかと思いました。3800円と医学書としては安いのもお勧めポイントです!

 そして、知らない間に救急が好きになってしまう、ある意味恐ろしい本です、、、、、、たぶん。


主訴から攻める心電図〜異常波形を予測し、緊急症例の診断に迫る!

主訴から攻める心電図〜異常波形を予測し、緊急症例の診断に迫る!

  • 作者: EM Alliance教育班
  • 出版社/メーカー: 羊土社
  • 発売日: 2015/10/20
  • メディア: 単行本



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的確に循環器専門医にコンサルトするためには [興味ある本]

 心電図は色々な意味で苦手な人が多いと思います。

 特に、「怖い循環器内科の先生にコンサルトするのがためらわれるから、心電図を見たくない」と言ったら怒られるでしょうか?心電図に異常と思われる所見を見つけ、どう異常なのかも分からないし、どんな病気を考えるべきかも分からず、しどろもどろに循環器内科の先生に電話すると、「何故もっと早く言わないのか?!」と言われたかと思えば、「何でこんな異常がない心電図をこんな夜中にコンサルトしてくるのか?!」と言われることがあります。

 多くの循環器内科の先生は、24時間年中無休で笑顔で対応してくださるのだと思いますが、一人でもコンサルトしにくい人がいれば、それが全体の印象になってしまいます。そして、本当は直ぐに心カテをすべきなのに、それが出来なくて不幸な患者さんが出てしまう、、、、、、、、と言う事が一番不幸です。

 と言う事で、そのような苦手意識をなくすための本です。


心電図ハンター 心電図×非循環器医 1胸痛/虚血編

心電図ハンター 心電図×非循環器医 1胸痛/虚血編

  • 作者: 増井 伸高
  • 出版社/メーカー: 中外医学社
  • 発売日: 2016/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 著者の増田先生は札幌の病院でたくさん救急車を診ておられる先生で、循環器内科医ではありません。まさに日々苦手な心電図と闘いながら、時には上記のようなまれな性格の悪い循環器内科医とも闘いながら書かれた本だと思います。

 内容は症例ベースで読みやすく、循環器内科にどうコンサルトすべきかが主眼に書かれています。心筋の電位がどうとか、心電図を読む順番はこうでなければならないとか、そのような記載は一切ありません。とにかく異常を見逃さず、そして出来るだけ異常でない所見は異常でないと自信を持って言えるように、、、、、、と言う観点から書かれています。

 コンサルトする時に気をつけるべき点や、色々な人(アニメキャラクターなども含む)の名言も載せられていて楽しく勉強できます。心電図の基礎の基礎を勉強した後(著者は国家試験に受かった時点でクリアしていると書いています)、実際に救急外来などで患者さんを診て、この心電図は循環器内科の先生に相談した方が良いのだろうか?と悩んでいたり、循環器内科の先生に怒られたりしている若い先生は是非読むべきだと思います。

 個人的には循環器内科の先生も読むべきだと思いました。救急医だって少しは専門的なことを勉強しようと努力しているのだという事が分かっていただけたら、救急外来でのコンサルト風景もより穏やかになると思います。

 相手の立場を理解するという事はとても大切です。その意味で多くの人に読んでいただけたら、医療現場はもっと良くなるのではないかと感じました。続編の失神編もあるので、購入して読んでみます!
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