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怒ったり嫌みを言う人がいたら、可哀想な人だなと思いましょう [アンガーマネージメント]

 アンガーマネージメントについて最近書いていませんでしたので、無理矢理書いてみます。この本の紹介です。最初に総論が書いてあって、後は症例(?)とその対処法が載っています。なかなか面白い本です。「ナースの」とありますが、どんな職種(医療関係者でなくても)の人にも参考になります。


ナースのイラッ!ムカッ!ブチッ!の解消法59例―ストレスからの「護心術」

ナースのイラッ!ムカッ!ブチッ!の解消法59例―ストレスからの「護心術」

  • 作者: 安藤 俊介
  • 出版社/メーカー: 日総研出版
  • 発売日: 2013/06/01
  • メディア: 単行本



 世の中には色々な人がいて、同じ事をしても、笑顔で対応してくれたり、心の中ではアホちゃうの?と思っていても笑顔だったり、明らかに不機嫌だったり、怒ったりという様々な対応を得られます。ある意味とても勉強になります。

 医療の世界も同じで、例えば救急外来で患者さんを診察、治療し、専門の先生に入院をお願いすると言う場合、何でこんなことやっているんだ!と怒られることがあります。救急隊員の方は、病院で医師に怒られることが比較的多いようです。大変申し訳なく思いますが、皆さん覚えておいてください。怒るような人は可哀想な人です。そのように思うことが良いことかどうか分かりませんが、怒られて落ち込んだり、逆ギレしたりするよりはずっと良いです。

 すぐ怒る人は、感情のコントロールについて不勉強ですよね。間違いありません。
 それから、医療に限らず、何かを依頼された場合、何でこんなことをやっているんだ!と思って、すぐに口に出すような人は、自信がない人です。自分のスキルに自信があれば、どうにでも対応できるはずですので、まあ自分で改善すれば良いかと思えるはずです。
 また自分がした対応に自信があれば、相手が怒ったのは、相手の不勉強が理由です。

 よって、以上の三つの理由により、怒るような人は不勉強な人です。相手にしても仕方がないと思ってやり過ごしましょう、、、、、、、、、たぶん。以下のような曲を聴いてみたら、怒りも吹き飛びます!


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自分の思い込みは相手に強要してはいけません。 [アンガーマネージメント]

 最近、消防団の人が制服のまま、消防車でお店に行って食事をしていたというようなニュースに対して仕事中に何やってんだとか、税金の無駄使いだとか、色々な意見が出ています。この事については、税金は出ていないとか、出ていても別に良いじゃないかとか、彼らにお疲れ様と言えないのかとか色々意見があるようです。例えばこちらをご覧ください。

 今回はアンガーマネージメントに関係しているとたぶん思うお話しです。

 我々は何か出来事が発生すると、それに意味づけをします。そして、それが自分のcore belif(日本語だと「何なにすべき」というような考え)に反すると怒りを感じる様です。

 意味づけが本当に正しいのか?と言う事を、是非考えてみましょう。

 今回のことで言えば、消防の人(消防団と消防署の人の区別がついていないかも知れませんので)のような赤い服を着た人がお店で食事をしていた。外には消防車が止まっていたと言うのが事実です。

 クレームを言った人は、勝手に仕事中にさぼって食事をしていたと思い込んでしまい、「仕事中に外で食事をするべきではない」というコアビリーフに反したためにクレームを消防署?に言ったのでしょう。

 しかし、本当に仕事中だったのか?外の車は別の人たちのものかも知れませんし、そのお店の人が消防マニアでいつも赤い車が止まっていたのかも知れません。それから、仕事中に外で食事をするべきでないという考えは正しいのでしょうか?それから、それに反したからと言って自分に大きな不利益が降りかかるのでしょうか?税金の無駄使いという人は、それほど沢山の税金を払っているのでしょうか?少しでも節税しようとマンションを買ってみたらどうかなとか、ふるさと納税すると得するとか考えたことはないんでしょうか?

 クレームを入れる前にそれを考えるべきではないかと思いました。

 そして、是非日本の消防の方(救急隊も含めて)をヒーローにするよう努力したいと思いました。例えばアメリカ映画なんかでは消防士さんはヒーローとして出てくることがあります。日本では少ないと思います。是非、山Pにコードブルーに続いて、消防士や救急救命士さんのドラマに出てもらいたいと思います。


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ガイドラインを守らない人にどう対応するか? [アンガーマネージメント]

 アンガーマネージメントのお話しです。アンガーマネージメントでは分かれ道というのがあります。例えばこちらのブログをご覧ください。

 怒りを感じている出来事を、4つのどこに入るか分類するというもので、そのことが重要かどうか、改善可能かどうかで4つに分けます。重要かどうか、改善可能かどうかはあなたが決めていいのです。

 改善可能と思われれば改善します。重要なことであれば、今すぐに。そうでなければ、今ではない適切な時期に行います。そして、大切な事は、「いつまでに」「何を」「どのぐらい」改善するかを決める必要があります。そうでなければ、こちらは今日中にと思っていたのに、相手は今月中にと思っているかも知れず、そこでまた怒りが、、、、、、

 改善不可能と思われ、重要だと思えば、何らかの方法で受け入れるしかありません。これは私も不勉強で、まだよく知りません。重要でないと思えば、意識的に放置します。

 さて、昨日の記事へのコメントで、指導医がガイドラインを守ってくれないというお話しをしてくださった方がいます。ありがとうございます。書いてくださった方が、その指導医とどんな関係であるかによりますが、たぶん、医師ではなく、年齢や立場も下の方だと考えました。その場合の対応です。

 まず、改善可能かどうかと言えば、たぶん不可能です。何度かお願いしたようですし。例えば、手洗いについては、重要でないと考えたとしましょう。なぜなら、その指導医が感染対策を適当にやって、患者さんに不利益が及んだとして、医師ではないあなたに責任はないからです。意識的にそういう風に考えるようにすれば、怒りを感じないで済むと思います。

 では、逆に重要だと考えたとしましょう。感染対策をきちんとしないと患者さんに不利益が及ぶし、それは自分に責任があると思うし、放置することは出来ない。でも、医者は言う事を聞きません。アンガーマネージメント的には、これは受け入れるしかなく、どうしようも出来ません。

 アンガーマネージメントの考え方としては、こうするしかないのです。感染対策は大事じゃないか!結局何もしないなんてあり得ない!って事になっちゃいます。

 そうなんです。立場が下のあなたにとって、この問題は、アンガーマネージメントでは解決できないのです。

 これはあなたの出番ではないと思います。例えば院長に言って改善してもらうようにするのがよいでしょう。

 では、あなたが院長などの責任者だったとして、どうしたらいいのか?ガイドラインについてのお話などを明日する予定です。

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