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救急祝賀会のスピーチ [雑談]

 先日私の勤める病院が厚生労働省から救急功労賞?をいただいた事による祝賀会がありました。

 厚労省から功労賞って面白いとある先生が言われていましたが(^^)/。

 私は救急部長なので、あいさつをさせていただきました。私が勤める前の業績に対する表彰でしょうから、関係ないお話しをさせていただきました。それにしても、参加費無料なんて太っ腹です!

 ある看護師さんからは話が長かったと言われました。たぶん人生で一番長い演説ではないかと思います。高校の時の生徒会長の選挙の時の演説はあっと言う間に終わりましたから。

 以下は原稿です。実際はちょっと違ったかも知れません。

 今日は3つお話しさせていただきます。

・一つ目は、「うちじゃない科」というお話しです。
 「うちじゃない科」とは、福井大学の寺澤先生が言われていたお話しです。救急では特に、どの科の担当の患者さんかというのが問題になります。意識障害一つとっても脳外科かと思えば、半分以上は内科系の疾患だとされています。頭はうちじゃない、腰が痛いのはうちじゃないと言っていたら救急は回りません。そう言う人たちを「うちじゃない科」と言っているそうです。

 亀田総合病院は千葉県の田舎にあるのに、遠くからも患者さんが来る有名な病院ですが、合い言葉は「Always say Yes!」だそうです。言われたことはとにかくやってみると言うことです。
 是非うちじゃない科にならないように頑張りましょう。

・二つ目は救急部は面倒を押しつけているのでは無いと言うお話しです。
 皆さんが思っておられるように、はっきり言って救急は面倒な仕事です。
 ルーチンワークを一時中断しなければならないとか、専門外の患者さんを担当しなければならないと言うストレスがあります。医師の場合には、何科でもないと言う患者さんが来られた場合、自分が主治医となる事が多いです。自分の仕事が増えます。
 しかし、救急患者さんは不定期に来られますので、誰かがしなければならない仕事です。救急車を受けないと当院は急性期病院でいることが出来なくなり、みなさんの半分くらいはたぶんクビになります。
 そのために救急部があると思ってください。救急部がある利点は、専門の医師や看護師が、専門に専念できるという点につきると思います。胸が苦しい、胸が痛いという患者さんを、全部循環器の先生が担当していたら、心カテをする時間がないでしょう。交通事故は全て整形外科としていたら、負担が大きいです。
 私たち救急部のスタッフは、病院のスタッフの負担を減らせるようにいつも気をつけています。救急のスタッフは、そういった皆さんのストレスを充分知った上で働いています。診察のお願い、入院のお願いは、充分バランスを考えてしています。決して特定の科だけに押しつけているのではありません。今は申し送りの時間だろうから、オペ中だろうから、外来の真っ最中だろうからとお願いするタイミングも考えています。是非「Always say Yes!」で、救急入院を受け入れていただければ幸いです。
 また、重症患者さんを受け入れると病院の利益は上がります。重症患者さんを出来るだけ断らないようにするにはどうしたらよいか?外来のスタッフはいつも考えて頑張ってくださっています。それを是非忘れないでください。

まだお付き合いいただける方はこちら。


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偉い先生の退官記念パーティーに参加しました。 [雑談]

 週末は私の大学時代の部活の顧問の先生が退官されると言う事でパーティーが開かれました。

 創立26周年(私が学生の時に作りました)ということで、もうそんなにたったんだということと同時に、あの当時の顧問の先生は今の私より10歳ぐらい年下だったんだ、、、、、と思うとびっくりです。

 その先生が贈ってくださった言葉です。


江戸時代に滝瓢水(ひょうすい)という俳人がいて,次のような句を残しています:

   浜までは海女(あま)も蓑(みの)着る時雨(しぐれ)かな

「海女さんは,どうせ海に入れば濡れる身体だけれども,時雨が降れば,海岸まで蓑を着ていく」ということで,この「海岸」とは「死」を意味すると解釈できます。つまり,「老人となり,死が近くなったとしても,『どうせ先が短いのだから』と考えるのではなく,(時雨が降るときに蓑を着るように)身体を大事にし,新たなことに挑戦し,新たな興味を持っていく(べきである)」ということです。

私も身体をいたわり,いつまでも知的好奇心を失うことなく,自分を律して,弓道ほかに精進を積んでいきたいと思います。

 私も日々まじめに生きていきたいと思います。

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群馬県に転勤しました [雑談]

 またですが、今月から群馬県に来ています。以前の関西の病院は辞めました。

 群馬県の皆さんよろしくお願いいたします。

 乃木坂46の白石麻衣さんは群馬県出身だったんですね。一度お会いしたことがあります。もちろん握手会です(^^)。


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病院内でのチョコレートの生存時間を調べた研究があります。 [雑談]

 ??と思う様なタイトルですね。もちろん冗談の研究です。イギリス医学会雑誌という医学雑誌があります。結構権威がある雑誌だと思うのですが、冗談の分かる方たちが作っているようで、毎年この時期になるとクリスマス特集という論文がたくさん載ります。ジェームズボンドは飲み過ぎだという論文ものっています(^^)。

 今回は、病院内でのチョコレートの生存率を調べた研究を紹介します。原文はこちらです。

 簡単に言えば、チョコレートの箱は平均12分で開けられ、平均51分でなくなると言うことだそうです。

 どうでも良いですが、私はチョコの奴隷になりたいです。



論文を読みたい方はこちら


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謝罪の王様 [雑談]

 昨日はお休みを頂いていたので、この映画を見てきました。大変面白かったです。

 映画って見直した時に、あ〜これこれだったんだ!!とか分かって感動することがたまにあります。踊る大捜査線はいきなり、あ〜!!って思いましたよね。

 しかし、この映画は映画館にいる時すでに、見直したいと思いました。色々からみあっているんです。お勧めですよ!!エンディングテーマも気に入りました。


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誤報は許容しましょう [雑談]

 昨日の地震警報ですが、私のSoftBankのiPhoneもマナーモードにしていたのに鳴りました。すごいです。ゆれくるコールというアプリも入れていたんですが、少し遅かったですが、ちゃんと来ました。訓練という風に考えたら良いですよね。

 誤報誤報とテレビで言っていて、気象庁の人が謝っていましたが、良いじゃないですか。私が受けた被害?は電車が遅れて飲み会の集合時間に遅れたぐらいです。電車が少し遅れたぐらいで大きな被害を受ける人がいるのでしょうか?(いたらごめんなさい)事故があったり、本当に地震があったら、もっと大きな事になるんですから、もう誤報誤報というのは辞めたいですね。地震警報を出す敷居が高くなると困るからです。

 地震の警報器は、医療で言う検査と同じです。当然100%ではありませんので、色々ミスがあります。それを表す指標として感度と特異度というのがあります。このブログでも何度か紹介していますが、ネタ切れもあり、再び紹介します。横軸に病気なら病気かどうか、縦軸に検査がその病気だと診断したかしなかったかとして2×2の横を作ります。病気かどうかと言うのは色々で、難しいんですが、地震の場合にはあったかなかったかは分かります(あるいは震度1以上の揺れが観測されたかどうかでも良いでしょう)。

           地震があった   地震はなかった

警報が鳴った       A         B

警報が鳴らなかった    C         D

 精度の高い検査というのはBとCがゼロですが、そう言う検査はないと言って良いでしょう。男か女かを決めるのに、チ○ポがあるかないかで調べてもBとCはゼロでないでしょう(たぶん)。
 感度はそうであるものをそうであると診断する割合です。A÷(A+C)です。感度の高い検査はCが少ないので、検査が陰性(この場合警報が鳴らない)であれば、病気の可能性は非常に低いです(地震はない)。

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ネットに一度書いたら消せません [雑談]

 東北のある県の議員さんが病院を受診した際の色々をブログに書いて非難され、その記事を削除したという事がありました。個人的にその議員さんを責めるつもりはありません(必要ならば、住民の方が次の選挙で投票しない、あるいは今すぐ罷免?すれば良いことです)のでリンクは知っていますが載せません。

 しかし、ブログ魚拓というのがあり、一度載せたものはそこにアップ(特に問題がある記事は)されてしまい、たぶん消せません。警察とかに依頼して消してもらったとしても、また別のところに、、、、そして個人的に保存している人がいれば、それを消すことはたぶん不可能でしょう。

 議員という公的な立場であり、居酒屋の愚痴の様な内容をブログにアップしてしまった責任はご自分に降りかかってくると言うことを忘れてはいけませんね。

 私は公的な立場ではありませんが、一応医師免許を持っていますので、それを再確認して今後もブログを続けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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サンタクロースはいるか? [雑談]

 有名な社説ですが、「Is there a Santa Clause?」と言う物です。サン新聞という新聞の社説に100年以上前に載った物だそうです。良いお話しですのでご存じない方は是非ご覧ください。

 こちらのリンクです。

 なんとこの質問をした女の子は学校の先生になったそうです。良い先生だったろうなと思います。

 存在しないと証明するのは難しいですよね。星の王子様も、大切なことは目に見えないと言われていますし、、、、医療の現場でも、例えば「この人はノロウイルスに感染していない」と証明するのは難しいです。ノロかどうか調べてくださいという人が多いですが、色々難しいんです、、、、

中心静脈ラインと気胸について、、、、


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コメントは承認制にしました [雑談]

 承認制というと何かお高くとまっているような気もしますが、、、、

 最近宣伝のコメントを大量に受けるようになりました。たくさん見ていただいていて嬉しいことなのかも知れませんが、、、、、

 またURLの欄にご自分のメールアドレスを書かれる方もたまにおられます。個人的に連絡を取りたいという方なのかも知れませんが、、、、、こちらも表示されて誰かに悪用されては申し訳ありませんので、、、、

 コメントは私が承認しないと表示されない設定にしました。よろしくお願いいたします。ただ、全部の記事がそうなる訳ではないようです。できるだけやっていきますが、、、、、

 個人的な苦情、文句、不満などあるかたは気軽に書き込んでください。個人情報の漏れない範囲で公開させていただきます!

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冗談の分かる大人になりたいですね。 [雑談]

 虚構新聞というサイトがあります。毎日見るサイトの一つですが、最近有名になったのでご存じの方も多いでしょう。

 何とこのサイトたった一人の方が作っているそうです。すごいです!

 橋下さんの件で色々言われたようですが、是非続けて欲しいです。

 書店にレモンを仕掛けたと言う記事は、文学に造形がないと書けませんし、すごいなと思います。

 今日の金環日食の記事は最高です!!

 これを許せないような大人にはなりたくないです。

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