病院内でのチョコレートの生存時間を調べた研究があります。 [雑談]
??と思う様なタイトルですね。もちろん冗談の研究です。イギリス医学会雑誌という医学雑誌があります。結構権威がある雑誌だと思うのですが、冗談の分かる方たちが作っているようで、毎年この時期になるとクリスマス特集という論文がたくさん載ります。ジェームズボンドは飲み過ぎだという論文ものっています(^^)。
今回は、病院内でのチョコレートの生存率を調べた研究を紹介します。原文はこちらです。
簡単に言えば、チョコレートの箱は平均12分で開けられ、平均51分でなくなると言うことだそうです。
どうでも良いですが、私はチョコの奴隷になりたいです。
以下は私の下手な日本語訳です。
「病棟でのチョコレートの生存時間:かくれた?観察研究」
The survival time of chocolates on hospital wards: covert observational study
目的:病棟におけるチョコレートの消費について検討する。
研究方法:他施設における、前向き観察研究
対象施設:イギリス国内の著者らが勤務する3つの病院の合計4病棟
対象:二種類のチョコレートの箱。Quality Street(Nestlé社)とRoses(Cadbury社)誰でもこれらのチョコレートを食べられる。
介入:それぞれの病棟にこの2種類のチョコレートの350g入りの箱を置いて、隠れて観察した。つまり8箱のチョコレートで全部で258個入り。これらの箱は継続して観察下におかれ、食べられたらその時間を記録した。
主アウトカム:チョコレートの平均生存時間を測定した。
結果:258個中74%にあたる191個が食べられた。総観察時間の平均は254分(95%信頼区間は179〜329分)であった。チョコレートの平均生存時間は51分(95%信頼区間は39〜63分)。チョコレート消費のモデルは非線形であり、初期には急激に消費されるが、時間と共にその時間は緩やかとなる。指数崩壊モデル?(exponential decay model)がこの所見に最もマッチした(model R2=0.844, P<0.001)。50%のチョコレートが食べられた生存半減期は99分であった。病棟に箱が置かれて、開けられるまでの平均時間は12分(95%信頼区間は0〜24分)であった。Quality Street chocolateの方が、Roses chocolateよりも生存時間は長かった(hazard ratio for survival of Roses v Quality Street 0.70, 95%信頼区間は0.53〜0.93、P=0.014)。チョコレートを最も食べたのは看護助手(28%)と看護師(28%)であり、次に医師が多かった(15%)。
結論:我々の観察研究から、チョコレートの病棟での生存時間は比較的短いことが分かった。指数破壊モデルに良くマッチすることも判明した。Rosesチョコレートは病棟ではQuality Streetチョコレートより好まれる。チョコレートはまず助手さんや看護師さんに消費され、続いて医師に消費される。
イギリスでも看護師さんたちが先に、、、、と言う序列は同じなのが面白いと思いました(^^)。
来年はここに載ることを目指したいです、、、、、たぶん。
今回は、病院内でのチョコレートの生存率を調べた研究を紹介します。原文はこちらです。
簡単に言えば、チョコレートの箱は平均12分で開けられ、平均51分でなくなると言うことだそうです。
どうでも良いですが、私はチョコの奴隷になりたいです。
以下は私の下手な日本語訳です。
「病棟でのチョコレートの生存時間:かくれた?観察研究」
The survival time of chocolates on hospital wards: covert observational study
目的:病棟におけるチョコレートの消費について検討する。
研究方法:他施設における、前向き観察研究
対象施設:イギリス国内の著者らが勤務する3つの病院の合計4病棟
対象:二種類のチョコレートの箱。Quality Street(Nestlé社)とRoses(Cadbury社)誰でもこれらのチョコレートを食べられる。
介入:それぞれの病棟にこの2種類のチョコレートの350g入りの箱を置いて、隠れて観察した。つまり8箱のチョコレートで全部で258個入り。これらの箱は継続して観察下におかれ、食べられたらその時間を記録した。
主アウトカム:チョコレートの平均生存時間を測定した。
結果:258個中74%にあたる191個が食べられた。総観察時間の平均は254分(95%信頼区間は179〜329分)であった。チョコレートの平均生存時間は51分(95%信頼区間は39〜63分)。チョコレート消費のモデルは非線形であり、初期には急激に消費されるが、時間と共にその時間は緩やかとなる。指数崩壊モデル?(exponential decay model)がこの所見に最もマッチした(model R2=0.844, P<0.001)。50%のチョコレートが食べられた生存半減期は99分であった。病棟に箱が置かれて、開けられるまでの平均時間は12分(95%信頼区間は0〜24分)であった。Quality Street chocolateの方が、Roses chocolateよりも生存時間は長かった(hazard ratio for survival of Roses v Quality Street 0.70, 95%信頼区間は0.53〜0.93、P=0.014)。チョコレートを最も食べたのは看護助手(28%)と看護師(28%)であり、次に医師が多かった(15%)。
結論:我々の観察研究から、チョコレートの病棟での生存時間は比較的短いことが分かった。指数破壊モデルに良くマッチすることも判明した。Rosesチョコレートは病棟ではQuality Streetチョコレートより好まれる。チョコレートはまず助手さんや看護師さんに消費され、続いて医師に消費される。
イギリスでも看護師さんたちが先に、、、、と言う序列は同じなのが面白いと思いました(^^)。
来年はここに載ることを目指したいです、、、、、たぶん。
チョコレートの生存時間って、結構短いんですね(^^;)
私のうちでは、取りあえず24時間は生存できてますが、やはり病院では短く感じます(^^;)皆さん、チョコ好きな人が多いんですね(^^)v
by さうざんバー (2013-12-26 22:42)
さうざんばーさん、コメントありがとうございます。
亀レスで申し訳ありません。24時間も生存しているとはすごいですね!甘いものは看護師さんたち大好きですからね。
来年もよろしくお願いいたします!
by Kim (2013-12-31 15:17)
初めまして^^
確かにチョコの生存率は短いですねw
職場だとあっという間にいなくなっちゃいます。
ジェームスボンドが飲みすぎっていう論文も
面白いですよね^^
by やぎこ (2014-01-09 08:40)
やぎこさん、コメントありがとうございます。
チョコレートは男女ともに人気なんでしょうね。以前の職場でも、すぐなくなるお土産と、そうでないのとはっきりしていました。
by Kim (2014-01-09 13:41)
もう少しで、バレンタイン。
ひとつのチョコレートで、先生達や看護師さん達が笑顔になれば外来も病棟にも、暖かい空気が流れますよね(^^)
by めめ (2015-02-06 17:23)
めめさん、コメントありがとうございます。
そうですね。たがかチョコレート、されどチョコレートです。笑顔も同じですね!!
by Kim (2015-02-06 18:40)