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第一印象は大切です [興味ある本]

 筆記試験などで後悔したことありませんか?あーやっぱりあの問題最初のでよかったんだ!とか。

 第一印象は正しいと言う事は、色々な研究で証明されているようです。医師の診断も、色々考えて診断すべきと言う事は言われていて、もちろんなんですが、見た瞬間にこれでは?と思うこともあり、それは正しいことが多いです。

 この本は、それを鍛えるための本です。100症例載っています。非常に勉強になります。この所見の感度はいくら、、、と言う事も書かれていて、本当に暇つぶしのちょっとした時間とかに少しずつ読めます。

 尿閉を解除したら血尿が出ることがあるなんて知りませんでした。

プライマリ・ケアの現場で役立つ一発診断100―一目で見ぬく診断の手がかり

プライマリ・ケアの現場で役立つ一発診断100―一目で見ぬく診断の手がかり

  • 作者: 宮田 靖志
  • 出版社/メーカー: 文光堂
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本



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M&Mカンファレンスをしましょう [興味ある本]

 以前も別の記事で紹介しましたが、M&Mカンファレンスというのがあります。MorbidityとMortalityの略です。漫才コンビではありません、、、、B&Bです、、、古すぎですか(>_<)。

 簡単に言えば失敗症例カンファレンスです。Morbidityは病的な状態という意味で、Mortalityとは死亡という意味です。失敗はしないのが一番ですが、人間は必ず失敗します。よって、その失敗をみんなで共有し、二度と失敗しないようにするにはどうしたら良いかを話し合うのがM&Mカンファレンスです。犯人捜しではなく、誰でも失敗はするんだという前提で、カンファレンスが進められます。

 アメリカでは普通にどこでも行われているようですが、日本ではあまりされていないかも知れません(私は少なくとも数回しか経験がありません)。

 以下の本は、M&Mカンファレンス形式で書かれていて、とても勉強になります。M&Mカンファレンスをどうやって行ったら良いかと言うことも書かれていてとても勉強になります。


内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ

内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ

  • 作者: 長谷川 耕平
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2012/05/31
  • メディア: 単行本



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MRさん誕生100周年だそうです [興味ある本]

 久しぶりの投稿です。

 MRさんというのは、昔プロパーと呼ばれていた方たちで、私の父もその職業でした。病院へ行くと背広を着て名札をつけて(病院で背広を着ている人職員は少ないです)いる人たちです。

 製薬会社の社員で、その薬を医師に売り込むのが仕事です。今はもうないでしょうが、昔は接待をよくしており、私の父はほぼ毎週日曜日はゴルフでした(父はゴルフが好きだったのでちょうど良かったのかも知れませんが)。ひどい場合には、麻雀の相手が一人足りないから今から来いと言われて出て行ったりしていたそうです。

 横道にそれましたが、医師は薬についての深い知識はあまりありません(ある人ももちろんいますが)。私も高校の時に亀の子で挫折しましたので、、、、苦手です。それについて色々な情報を提供してくださるのがMRさんですが、やはり会社の人間ですので、不利なところは言わないでしょうし、正確な情報をいただけるとは限りません。私の父は薬剤師でしたが、最近は全然関係ない学部を出た人が、MRをされている(例えば経済学部を出て、、、)ようで、信用して良いのかどうかは良く考えなければなりません。

 今回紹介する本は、ある先生がMRに対して、医者はこういう事を考えているんだよと言う事を書いています。が半分は営業の基本ではないかと思われ、こんな事医者に言われる前に自分たちで解決すべきでは、、、、、と思いました。

 FBでは両手に荷物を持って歩いていたら、専門とは関係ないパンフレットをもらってくれと渡されたとか、そう言う体験をされている先生もいることが分かりました。

 これ、普通に考えたら、、、、、

 ちなみに、私は電子書籍で読みました。iPadです。


ドクターは、そう考えないよ ~ドクターとMRのギャップを埋める10枚の処方せん~

ドクターは、そう考えないよ ~ドクターとMRのギャップを埋める10枚の処方せん~

  • 作者: 染谷 貴志
  • 出版社/メーカー: セジデム・ストラテジックデータ
  • 発売日: 2012/01/27
  • メディア: 単行本



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ポジティブに行きましょう [興味ある本]

 以下の本を読みました。


秋元康の仕事学 ( )

秋元康の仕事学 ( )

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 なるほどと思うことがたくさんでした。「嫌われる勇気を持て」とよく彼はAKB48のメンバーに言われるそうですが、そのことも詳しく書かれています。

 生き方や仕事のやり方などにとても参考になるのではないでしょうか。ちなみにAKB48の事は出てきませんので、嫌いな方でも楽しく読めます(が秋元さんが嫌いなら読めませんが、、、、)。

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「平穏死」のすすめ [興味ある本]

 昔一緒に働いていた先生から紹介された本です。



 著者は昔現役の外科医で、現在は老人ホームに勤めておられるお医者さんです。

 胃瘻という処置があります。おへその少し上になる事が多いですが、すぐ下にある胃に直接チューブを入れる手術、あるいはその穴を言います。昔は手術をしないと作れなかったので、亡くなる人も多く、あまり作られることはありませんでしたが、現在は胃カメラを使って割に簡単(と言う意味は患者さんに大きな侵襲が加わること亡くと言う意味です)に作れますので、多くの高齢者に入れられています。

 本によれば、胃瘻を作る道具がセットになったキットは、毎年20万キット売れているそうです。20万って結構な人数です。

 そんなに沢山の人に胃瘻を作るのが本当に良いのかどうか、、、考えさせられる本です。

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臨床医のための輸液問答 [興味ある本]

 古い本ですが、、、、ずっと読んでいる本です。

臨床医のための輸液問答

臨床医のための輸液問答

  • 作者: 長谷川 博
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 普通の本とは違って、二人の専門医の対談形式になっています。もしかしたら、出版された当時(1994年)から新しく変わったところがあるのかも知れませんが、とても勉強になります。

 夜におしっこが出なくなった患者さんに対してラシックスを投与し、安心して寝ているような医師や看護師はこの本を読んで勉強すべきです(ラシックスは医療スタッフの睡眠薬だという説がありますよね)。

一例を、、、


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日本人の9割に英語はいらない [興味ある本]

 以下の本を買いました。なかなか面白い本でした。

 英語を勉強する必要のない人が勉強していると言う事です。例えば、イチローは他の選手と日常会話ができるのに、インタビューには日本語で答えて、通訳を介しています。自分は野球をしに来ているのであって、英語を話しに来ているのではないということなんでしょう。必要なら通訳を雇えば良いので、英語を話せる必要はない、、、、今日はヒットが出ましたね!と言われると、出たんじゃなくて出したんだと応えるぐらい言葉に気を遣っているのだそうです。
 英語は手段の一つであって、英語がしゃべれても、内容がなければ、、、、確かにです。

 ただ、この本では英語は勉強しなくて良いと言っているわけではなく、1割の人は勉強すべきと言っています。必要なはずの1割の人は勉強できていない、、、、と。1割の人間には医者はもちろん入っています。2回ほど出てきます。私は当たり前ですが英語できません。読みながら、申し訳ありませんと誤っていました(^^)。


日本人の9割に英語はいらない

日本人の9割に英語はいらない

  • 作者: 成毛眞
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/09/06
  • メディア: 単行本



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渡り医師犬童 [興味ある本]

 今日は本の紹介です。著者の太田靖之先生は、現役の産婦人科医です。以前ある病院でご一緒させて頂いています。

 このたび新しい本を書かれたので、是非!若い女医さんの成長をもとに、産婦人科医療、離島医療、医師として正しいこととは何か、、、、、色々な問題に取り組まれています。

 何よりたぶん私の働いている法人の病院がモデルになっているのでしょうから、これはここの病院の事かなとか、、、考えるのも面白いです。菊華島という島が出てくるのですが、たぶん喜界島のことでしょうね(^^)。一昨日?ケンミンショーで出てきた島です。

 ちなみに、私がモデルの人物は出てきません(^^)。


渡り医師犬童 (祥伝社文庫)

渡り医師犬童 (祥伝社文庫)

  • 作者: 太田 靖之
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/10/14
  • メディア: 文庫



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本日発売の本があります [興味ある本]

 私の非常勤先の病院の近くで開業されている先生の本です。

 医者の不養生〜患者となったある医師の奇跡の記録〜 日本文学館、末次哲朗著

 ご病気から復活されてからお会いしたので、全然病気のことは知りませんでした。非常に驚きました。気管切開を受けて動けない状態になっていたことがあるなんて、、、、、

 人生について、病気について、家族について、地域医療について、色々考えさせられる本です。

 是非皆さん読んでください!

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血算をしっかり解析しましょう [興味ある本]

 一般企業では幹部の人(普通の社員もかも知れません)が決算書を色々分析して会社の運営に役立てていると思います。

 病院でも「血算」が大事です。が、私はもちろん多くの医師がこれをしっかり分析していません。以下の本を読んでしっかり勉強しましょう!勉強する事が多くて大変ですが、、、、

 「血算」とはCBCの事です。英語の本にはCBCとPlatelete(血小板)とあったりして、血小板を含んでいない??と思う事がありますが、まあ、いいでしょう。含んでも含まなくても。Complete Blood cell Countの略です。

 白血球数が2800、ヘモグロビン値が6.5、MCVが60.6、血小板が22.7万と言う25歳女性がいたとすると、何を考えるかこの本を読んだら分かります。

 ちなみに、CBCは中部日本放送ではありません。


誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方

誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方

  • 作者: 岡田 定
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2011/04/01
  • メディア: 単行本



 途中のこぼれ話に、著者の失敗談とか書かれていて、そちらもとても勉強になります。とっても良い先生なんだろうな〜と思います。

症例の答えは、、、、


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