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血液ガスを学びましょう [興味ある本]

今日は血液ガスについての本の紹介です。


竜馬先生の血液ガス白熱講義150分

竜馬先生の血液ガス白熱講義150分

  • 作者: 田中 竜馬
  • 出版社/メーカー: 中外医学社
  • 発売日: 2017/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



血液ガスは良く行われる検査ですが、解釈が難しいです。ある研究では、指導医の多くがちゃんと理解していると主張したんですが、ほとんどの医師が正しく解釈できていなかったと報告されています。私もちゃんと理解していると思っていますが、自信がないので読んでみました(笑)。

書かれていること理解していたので安心しました。研修医の先生に渡して、読んでもらおうと思います。

A-aDO2とアニオンギャップをルーチンに計算しなさいと研修医の先生に伝えていますが、この本にもそう書かれていて安心しました!

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初めまして、いつも拝見してますが、質問させていただいてもよいでしょうか?
うちの病院では、病棟でも外来でも動脈血ガスをとるとき、ドクターは23G付きのシリンジでAラインからシリンジを引いて採血を取り、それを看護師に渡して、血ガスキットのシリンジに血液を充填するよう指示してきます。
わたしはずっとそれに疑問を持っています。
陰圧をかけてしまったら正しい分析結果がでるのか?そもそも針刺しのリスクがあると、わたしは思っています。
ドクター的にはガス以外の採血分の血液も取れて一石二鳥だという言い分なのですが、
わたしの今まで勤めていた病院では、ガスキットに三括をつけてシリンジで側菅から採血分引いていました。
ガス分析的に、Aラインから徒手的にシリンジを引いても問題ないのでしょうか?
by お名前(必須) (2017-05-24 04:42) 

Kim

コメントありがとうございます。

最初に私のやり方を書きます。私は血液ガス分析を動脈血で行う場合には、血液ガス用のキットで単独で採血しています。

理由は二つです。
三方活栓をつける方法は、私は苦手で、三方活栓を動かす時に針先が血管内から外れてしまって採血できなくなるからやりません。
他のシリンジで採血してから血液ガスのシリンジに血液を移す方法は別に良いと思いますが、以前検査室から凝固することが多いから辞めて欲しいと言われたからやっていません。

血液ガスの検査データとしては、特に問題ないと思いますが、調べてみますね。

by Kim (2017-05-31 08:49) 

Kim

こちらの論文では、普通のシリンジを使っても2時間はデータに差は出ないとあります。よって、まず普通のシリンジを使うのは問題ありません。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjvc1990/23/1/23_1_23/_pdf

それから陰圧をかけることですが、シリンジの添付文書に血液を吸引しても良いと書かれていますから、問題ないでしょう。

by Kim (2017-05-31 08:59) 

Kim

FBで聞いてみました。

翼状針を使って採血するという人がいました。確かに、翼状針を刺したままシリンジを付け替えるのは簡単そうです。良い方法だと思いました。

あと三方活栓使うと、血液ガスのシリンジのヘパリンが混入して、採血結果に異常値が出たことがあるそうです。

by Kim (2017-05-31 20:51) 

ポンコツナース

先生、お忙しいのにお返事ありがとうございました。先生によって採取の方法が違うということと、普通のシリンジ採血でも検査データに変化はないということでしたので、納得いきました。自分で調べるのにも限界があったので、今回先生がいろいろ調べてくださったこと感謝します。わたしも頑張ります!
by ポンコツナース (2017-05-31 23:12) 

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