Saturday Night Palsy

　学生時代の事をたまには、、、、と言っても恋話とかではありません(^.^)。別に聞きたくもないですよね。

　整形外科の講義での話です。「Saturday Night Palsy」と言う病気があります。直訳すれば「土曜の夜の麻痺」です。飲みすぎて変な姿勢で寝てしまい、上腕の部分で橈骨（とうこつ）神経という神経が圧迫されたために一時的な麻痺となり（正座した時と一緒です。ひどくなれば動かなくなりますよね）しびれたり腕が動かなくなります。土曜日の夜が多いと言う事なんでしょうか？案外まじめですよね(^.^)。

　寝そべって肘を突いてテレビを長時間見ていると同じ病態になりますので注意しましょう。

　同じような病態で、ハネムーン麻痺と言うのもあります。これは男性が女性を腕枕して寝て、朝になって腕が、、、、と言うのです。これは左に多いようです。右利きの人が多いから、右手で色々しなければならないからだそうです（と教授が言っていました(^.^)）。

　教授の講義にはいつも数名の若い先生が助手としてついてきており（スライド係とか電気係とかしていました）、その中に新婚の先生がおられたようです。

　「お前はどっちだった？」と聞かれ「はい！私も左でした！！」と言っていたのを良く覚えています。軍隊みたいですね。

　まじめな話も、、、、こちらの文献（英語ですが）によれば、、、、

　単神経障害のなかでは4番目に多いそうです。
　図がありますのでクリックして大きくして見て頂くと、橈骨神経は腕の真ん中ぐらいで脇の方から外側へ骨を取り巻くように出て行きます。よって、女性の頭によって骨が床に押し付けられ、良い夢を見ている間、橈骨神経は骨と床の間で苦しんでいる訳です(^.^)。

　そう言う題名の歌があるようです。が、iTunes Storeでは売っていませんでした。

　また思い出したら大学時代の話も書いて行こうと思います。