気管挿管チューブは首の動きによってどのぐらい動くのか? [CPRの基礎]
先日救急救命士さんから質問されました。現場で気管挿管をして、例えば3階ぐらいの建物から搬出する場合、バックボードやスクープストレッチャーではなく、毛布で搬出する場合がある(確かそう言ってました。違ってたら済みません)ので、首が動いてしまい、気管挿管チューブが抜けてしまった事例があったようです。
それに対してネックカラーを装着して首の動きを制限したら、気管チューブが抜ける(この場合、気管から外れて食道挿管になってしまうと言う意味です。口の所の固定は動いていません)のを予防できるのではないか?研究したいというのです。
で、首の伸展、屈曲でどのぐらいチューブ先端が動くのだろう?と言う事を聞かれました。私は以前、それによって5cmぐらいはチューブの先端が動くので、気管分岐部から5cmぐらい口側の所に先端があるのが良いと本で読んだ記憶があります(大人の場合)。
調べてみたところ、ぴったりなのがひっとしました。一つの論文を紹介しているだけではありますが。こちらのPDFをご覧ください。
こちらによれば、屈曲すると2cm弱抜けるようです。伸展すると2cm程度深くなるようですね。よって合計すれば4cm程度動きうると言う事ですね。
それに対してネックカラーを装着して首の動きを制限したら、気管チューブが抜ける(この場合、気管から外れて食道挿管になってしまうと言う意味です。口の所の固定は動いていません)のを予防できるのではないか?研究したいというのです。
で、首の伸展、屈曲でどのぐらいチューブ先端が動くのだろう?と言う事を聞かれました。私は以前、それによって5cmぐらいはチューブの先端が動くので、気管分岐部から5cmぐらい口側の所に先端があるのが良いと本で読んだ記憶があります(大人の場合)。
調べてみたところ、ぴったりなのがひっとしました。一つの論文を紹介しているだけではありますが。こちらのPDFをご覧ください。
こちらによれば、屈曲すると2cm弱抜けるようです。伸展すると2cm程度深くなるようですね。よって合計すれば4cm程度動きうると言う事ですね。
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