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何故薬を点滴に溶かすのでしょうか? [研修医教育]

 何故生理食塩水ではなく、5%ブドウ糖にするのか?と言う記事の続きです、、、、、、たぶん。

 先日、ワソランと言う脈を遅くする薬を、5%ブドウ糖100mlに入れて点滴という処置をある先生が研修医の先生と一緒にやっていました。あとで「なんで生理食塩水じゃダメなの?なんで注射しないで点滴なの?」と聞いたら(嫌な奴ですね(^^))分かっていなかったので、、、、、、、、

 何故ブドウ糖なのかというのは、前回の記事(もう5年も前なんですね)を参照いただくとして、なぜ静注しないで100mlの点滴にするのか?と言う点です。

 静注という方法をとると、例えば1mlの注射液なら、看護師さんによっては、1秒ぐらいで入れてしまいます。ゆっくりね!って言ってもやる人います。すると血圧がぼーんと下がるかもしれません。

 よって、それを100mlの点滴に溶かして入れれば、どんなに早くても数分はかかるでしょう。そうやって誰がやっても早く入れられないようにするという安全管理の一つですね。


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茶の間おやじ

ドルミカムを脳外科医がCT目的にワンショットと看護師に指示して、自分が主治医だった方が亡くなった事がありました。

辛かったものです。
by 茶の間おやじ (2014-06-04 02:28) 

Kim

茶の間おやじさん、コメント&nice!ありがとうございます。

ドルミカムをワンショットですか、、、、、、それは辛いですね。指示を出した先生もまさかと思ったんでしょうね。注射した看護師さんに、もうちょっと知識があったら、、、、、、と思いますね。

それにしてもドルミカムで死亡とは、残念ですね。換気さえ出来たら死なないのに。

by Kim (2014-06-04 07:24) 

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