看護師さんも医師免許を取れるようにしましょう [医学関連]
こんなニュースが出ています。時期がたつとリンクがなくなっちゃうので、いけないようですが、コピーします。
「看護師の医療行為解禁へ 研修受講で気管挿管など可能に」
【辻外記子】厚生労働省は8日、医師の具体的な指示がなくても、看護師が一部の医療行為ができる制度の創設を決めた。国指定の研修を修了すれば自身の判断で、気管挿管や脱水患者への点滴などをできるようにする。医師がいなくても患者の変化に素早く対応できると期待される。
この日の審議会の部会で最終案が了承された。次期通常国会に、保健師助産師看護師法の改正案を提出。対象の行為や研修内容を確定させ、2015年度の施行を目指す。
最終案は、床ずれで壊死(えし)した部分の切除や点滴中の高カロリー輸液量の調整、抗不安薬をのませるなど、医師が主にしてきた41の行為を「特定行為」と位置づけた。研修を受けた看護師は、医師が事前に示した手順に従い、自身の判断でできるようにする。一般の看護師も、医師の具体的な指示があればできる、と明確にする。当初検討された「特定看護師」という資格は、日本医師会などの反対で見送られた。
私は思います。何でこんな事を勧めたいのでしょうか?どうしてもそうしたければ、看護師さんに医師国家試験の受験資格を与えたら良いと思います。アメリカでは可能だと聞いています。
医師不足を解消、、、、と言うのであれば、やることが違います。医師が忙しいのは、雑用(と言って済みません)が多いからです。例えば、ナウゼリンという吐き気止めの薬を出すためには、処方箋が必要です。しかし、病院内では看護師さんが患者さんに出したりしています(もちろんあらかじめ吐き気があったら使ってくださいという指示が出ています)。そして、後で「ナウゼリン」と入力お願いしますと言われます。入力するだけなんですから、やってくれても良いと思いますが、、、、、、
最近は診断書の下書きをしてくれる人もいます。ほとんど良いですよと言うだけで済みます。
そういう感じで医師の雑用を減らせば良いのではないかと思います。
例えば気管挿管であれば、これは最優先事項です(これより優先するのは胸骨圧迫ぐらいでしょう)。挿管しなければならないぐらいの患者さんがいると聞いて、とんでいかない医者はいません。医者が来るまではバッグバルブマスク換気で十分です。そのバッグバルブマスク換気が出来る看護師さんがどのぐらいいるのでしょうか???
脱水の患者さんに点滴を、、、、も脱水という診断が一番大事です。もし違っていたら誰が責任とるのかと言えば、看護師さんがそう判断したんですから、看護師さんの責任ですよね、、、、脱水は超緊急ではないので、医師を呼んで診察してもらい、点滴の指示をもらえば良いことです。
それから、今の看護師さんは、本当にやりたいことをしているのでしょうか??電子カルテが普及したための弊害と思いますが、入力業務が増え、紙カルテの時にはしていなかった詳細のアセスメント(私は申し訳ありませんが、全くあてにしていません、だってほとんどの患者さんで同じなんですもん)を入力しなければならない、、、、、そのために、患者さんがすみません、、、、、と声をかけても聞こえないふり(だと思っています)。
看護師になりたいと思った時には、そう言う患者さんが声をかけてきたら、「どうされたんですか?」と笑顔で応対し、「そうですか、、、、腰の痛みがなかなか治らないんですね、、、、お辛いですよね、、、すぐ先生に診てもらうように頼みますからね!」とか言おうと思っていたのではないでしょうか?今それをしているのは掃除の人やリハビリの人ではないでしょうか??
挿管などをするようになれば、たぶんカルテの記載が増え、より患者さんに向き合うことが少なくなると思います。そして結局は医師が責任をとるんでしょうから、医師の仕事はさらに増えます。
一体看護師さんはどこへ向かいたいのでしょうか????
「看護師の医療行為解禁へ 研修受講で気管挿管など可能に」
【辻外記子】厚生労働省は8日、医師の具体的な指示がなくても、看護師が一部の医療行為ができる制度の創設を決めた。国指定の研修を修了すれば自身の判断で、気管挿管や脱水患者への点滴などをできるようにする。医師がいなくても患者の変化に素早く対応できると期待される。
この日の審議会の部会で最終案が了承された。次期通常国会に、保健師助産師看護師法の改正案を提出。対象の行為や研修内容を確定させ、2015年度の施行を目指す。
最終案は、床ずれで壊死(えし)した部分の切除や点滴中の高カロリー輸液量の調整、抗不安薬をのませるなど、医師が主にしてきた41の行為を「特定行為」と位置づけた。研修を受けた看護師は、医師が事前に示した手順に従い、自身の判断でできるようにする。一般の看護師も、医師の具体的な指示があればできる、と明確にする。当初検討された「特定看護師」という資格は、日本医師会などの反対で見送られた。
私は思います。何でこんな事を勧めたいのでしょうか?どうしてもそうしたければ、看護師さんに医師国家試験の受験資格を与えたら良いと思います。アメリカでは可能だと聞いています。
医師不足を解消、、、、と言うのであれば、やることが違います。医師が忙しいのは、雑用(と言って済みません)が多いからです。例えば、ナウゼリンという吐き気止めの薬を出すためには、処方箋が必要です。しかし、病院内では看護師さんが患者さんに出したりしています(もちろんあらかじめ吐き気があったら使ってくださいという指示が出ています)。そして、後で「ナウゼリン」と入力お願いしますと言われます。入力するだけなんですから、やってくれても良いと思いますが、、、、、、
最近は診断書の下書きをしてくれる人もいます。ほとんど良いですよと言うだけで済みます。
そういう感じで医師の雑用を減らせば良いのではないかと思います。
例えば気管挿管であれば、これは最優先事項です(これより優先するのは胸骨圧迫ぐらいでしょう)。挿管しなければならないぐらいの患者さんがいると聞いて、とんでいかない医者はいません。医者が来るまではバッグバルブマスク換気で十分です。そのバッグバルブマスク換気が出来る看護師さんがどのぐらいいるのでしょうか???
脱水の患者さんに点滴を、、、、も脱水という診断が一番大事です。もし違っていたら誰が責任とるのかと言えば、看護師さんがそう判断したんですから、看護師さんの責任ですよね、、、、脱水は超緊急ではないので、医師を呼んで診察してもらい、点滴の指示をもらえば良いことです。
それから、今の看護師さんは、本当にやりたいことをしているのでしょうか??電子カルテが普及したための弊害と思いますが、入力業務が増え、紙カルテの時にはしていなかった詳細のアセスメント(私は申し訳ありませんが、全くあてにしていません、だってほとんどの患者さんで同じなんですもん)を入力しなければならない、、、、、そのために、患者さんがすみません、、、、、と声をかけても聞こえないふり(だと思っています)。
看護師になりたいと思った時には、そう言う患者さんが声をかけてきたら、「どうされたんですか?」と笑顔で応対し、「そうですか、、、、腰の痛みがなかなか治らないんですね、、、、お辛いですよね、、、すぐ先生に診てもらうように頼みますからね!」とか言おうと思っていたのではないでしょうか?今それをしているのは掃除の人やリハビリの人ではないでしょうか??
挿管などをするようになれば、たぶんカルテの記載が増え、より患者さんに向き合うことが少なくなると思います。そして結局は医師が責任をとるんでしょうから、医師の仕事はさらに増えます。
一体看護師さんはどこへ向かいたいのでしょうか????
おつかれさまです。
たまーにおじゃまする、ER Nsです。
緊急性高くないことをわざわざ看護師がやることないなぁwwと思います。
本当に必要かなぁ…と思うところです。
BLSを極めることの方がよっぽど重要ですね。RRTとして日々感じます。
このような法案ができたということは必要だと感じる方たちがいたということなので、どういう背景があったのか純粋に知りたいです。
医師が相当患者さんをほっておいて何もオーダーも処置もしないなんてこと、ありえないですからね( ̄▽ ̄)
by ゆう (2013-11-09 13:45)
ゆうさん、コメントありがとうございます。
迅速対応チームとして活動されているんですね。きっと、BLSの大切さ実感されているんでしょうね。
おっしゃるように何か意図を感じていて怖い気がします。
by Kim (2013-11-09 18:40)
的外れな感じが否めません。
看護師の免許更新制度を導入した方がいいと感じます。
by サブロウ (2013-11-10 21:57)
サブロウさん、コメントありがとうございます。
しかし、この制度をお願い?したのは外科学会だと言うからびっくりです!!
何とかならないのかと思いますが、現場で医師が拒否(指示を出さない)すれば良いだけの話です。本当に看護師さんが色々な医行為をする必要があるのは、離島や僻地などではないかと思いますが、そういう所は看護師のマンパワーも不足しているのではないかと思います。
by Kim (2013-11-11 09:05)
1人を医師にするためにかかる費用からすると、コメディカルのひとを範囲を限定して医療行為させる方がコストベネフィットがよいということだと思います。また、医薬分業もそうですが、世界的にみて日本だけ特殊な状況で、世界では当然のこととして行われています。ナースプラクティショナー制度も、アメリカやヨーロッパなどでも普通に行われています。医師の数は基本世界的には削減の方向だと思いますよ。
by おおやま ひつじ (2014-05-13 10:58)
おおやま ひつじさん、コメントありがとうございます。
おおやま ひつじさんは、薬剤師かつ医師のようですが、それでよかったでしょうか。
ブログに書いたことが全てです。看護師の仕事を数年したら、医師国家試験の受験資格を得られるようにしたら良いと思います。
世界の傾向はあまりに気にしません。世界の傾向を言うのであれば、日本は検査しすぎですし、受診料が安すぎます。無駄なタミフル、抗生剤、湿布などが多すぎると思います。
それでも、日本は医療にお金をかける良い国です。医師養成にお金をかけるのは素晴らしいです。
by Kim (2014-05-13 18:40)
救命センターで働いてるナースマンですo(^_^)o
先生の考え方、とても共感できます。
日々働いてて、プチDrのような看護師をよく見かけます。Drの指示なしで、鎮静剤をフラッシュしたり、研修医に対して、偉そうに薬の指示を出していたり。反面教師を多く見ました。
看護師は、診療の補助もそうですが、療養上の世話も職務のハズです。患者の話も聞こえないふりをするのでは、それは看護師ではありません。挿管や指示だしなどを勧めるのではなく、看護師にしか出来ないことをもっと伸ばすよう考えていく必要があると思います。
長文、失礼しました。
by ジタン (2014-06-21 03:18)
ジタンさん、コメントありがとうございます!
そうですね、そう言う看護師さんいます。本来の職務を超えていること、それが危険を含んでいること、分かっていない人もいますよね。指示がないと困ると言っておきながら、朝行くと、夜に勝手に薬を投与していたり。一体どっちやねん!って思うことあります。
我々医師の国家試験がどれほど大変か、そう言う人達に分かってもらえると思います。そして、自分はそのレベルに全然達していないと(笑)。
by Kim (2014-06-21 08:57)
初めまして。先生の考え方を否定するつもりはありませんが。私は救命で働いた後にNPとなりました。NPになるために大学院で医学教育のみを多大なる時間費やしました。もちろん医師国家試験の過去問を繰り返し勉強し、クエバンも一通り網羅しました。もちろん医学部を卒業したわけではないので付け焼き刃の学習ですが、、、私たちは医師ではありませんし医師業務を行いたいわけでもありません。私たちはNPとして必要なアセスメントを行い、治療に関わり検査も行います。それを医師に確認して頂き診断してもらいます。挿管をしたくてなったわけでもありません。マスク換気が行えれば医師に任せるまでの時間も稼げます。しかし挿管が医師のアイデンティティーなのでしょうか。今やマッキントッシュだけではなくエアウェイスコープやマックグラスなどあらゆるdeviceも増え、けして難しい手技でもありません。例えば医師が到着するまでに気道確保を含み然るべき処置をしとくことで次の一手が迅速に進み救命率を上昇させます。挿管をするべきか、出来るのか出来ないのかも判断が必要です。そのjudgeを的確に行えることが一番重要だと思います。医師が行うべき判断を医師が行い、医師でないものでも判断できる範疇で任せて頂ければアシストしたいだけなのです。そして責任は指示した医師がとるわけではありません。もちろん一部を負うこともありますが基本的にはNP張本人や組織です。それは他のコメディカルも一緒です。全ての責任を医師個人がとれるわけではありません。チーム医療とは信頼から産まれるものだと思っています。判断は総合的なものであり大変難しいことは重々承知しております。しかしある程度のプロトコールの中で円滑に事が進み、その 一部を任せることで先生のQOLを変える大きな力になれます。どうぞこの制度が諸外国を始めとし、日本においても外科学会が推進し、歴史を踏まえた上で成り立ってきていることを知って頂きたく思います。医師は医師のままです。夜中に医師が起こされて酔っぱらい相手に指示を出しながら暴言を吐かれることが仕事でしょうか。私だったら対応出来ます。医師と看護師のハイブリットとして。先生にはもっと高度なレベルで救命していただきたい。私たちがお役に立てることは沢山あると思います。よくも悪くも使い方次第です。看護師が向かっているところはしっかりと患者様が安全で適切な医療を受けれるようにその手技も知識も拡大しているところです。
by NPです。 (2014-08-09 00:17)
初めまして。たまたまこの記事を拝見させて頂きましたのでコメントさせて頂きます。先生の考え方を否定するつもりはありません。NPを作るまでにも紆余曲折を繰り返し、その歴史には必要不可欠な職種であると判断される国の判断が含まれています。諸外国を含め、mid-level-providerは今やグローバルスタンダードです。 私は救急医として一緒にNPと働いています。アメリカではNPは大変普及しており私が留学していた先でもNPには何度も助けられました。彼らは十分治療するに値します。日本のNPも看護教育で4年間の基礎医学を含む勉学の上に5年間の臨床を加え、さらに大学院での2年間の医学教育が必要であります。看護師の知識に疑問を覚えることもありますが少なくともNPを志した方は十分な医学教育も行き届いています。彼らは医師国家試験を繰り返し勉強しクエバンを一通り済ませています。ただ医師国家試験の受験資格はありません。例えられている気管挿管も必要時には迅速に行う必要があります。マスク換気がその場しのぎであっても医師の到着を待たずして気道確保、アドレナリンの投与、DCなどなど処置が適切になされていることで時間の短縮につながり救命率を有意に上昇させることが出来ます。今やAEDもある時代です。挿管もAWSやマックグラスなど挿管自体も決して難しい手技ではありません。我々医師が行うべき業務は多大にあります。その一部を担える者とそれ分業し、われわれ医師にしか行えない業務に集中することが救命医の役割なのではないでしょうか。医師がすべての責任を負うことなどありえません。組織として責任を負うのです。医師一人が出来る事など高が知れています。医師は医師の業務、NPは医師と看護師のハイブリット、看護師は看護師の業務というように一部重なり合うとこをお互いが尊重し信頼しあうことでチーム医療は成り立つのではないでしょうか。少なくとも私は良い刺激を受けています。もっともっと医師の専門性を高めていかなくては凌駕されてしまいます。いつまでも医師の既得権益を振りかざしていては何も新しいものは生まれないと思います。コメントされている看護師さんももっと看護師であるプライドと知識を身につけ、その専門性を高めていくべきだと思います。失礼しました。
by NPと共に働く救命医 (2014-08-09 01:00)
NPですさん、NPと共に働く救命医さん、コメントありがとうございます。
私が言いたいこととはちょっと違う風にとられています。
今日の夜ゆっくりコメントさせて頂きます。よろしくお願いいたします。
by Kim (2014-08-09 06:37)
NPさん、コメントありがとうございます。
私は頑張っている人たちをけなすつもりはありません。国民の意見が全てだと思います。国民がNPは必要だ!気管挿管も(別にこだわるつもりはないんですが、記事に出てきたので)看護師がやっていい!と言えば良いだけのことです。
例えば、今の救急救命士さんはどうでしょうか?医者が行けないところでの対応ですので、是非!という感じですが、事後に医者が書類にサインしたりしなければなりません。仕事が増えてませんか?
NPが例えば点滴を指示したとして、それは医師が後でサインしなければならないのではないでしょうか?それははっきり言って手間が増えます。そして、船頭多くして、、、、、、にならないのでしょうか。医師の間でも、治療については議論が分かれます。この人は輸液過剰が怖いから少なめにしている、、、、、、と言う人に対して、この人は脱水になったからとNPが輸液して、、、、、なんて事は起こらないのでしょうか。医師に脱水だと思うのですが、輸液を増やすとかはどうなのでしょう?と問い合わせれば良いだけのことではないでしょうか。
挿管に関しても、挿管以外に色々あるのであれば、なおさら挿管が出来るNPは必要ないのではないでしょうか。
私はNPなんて中途半端な資格を作るより、医師国家試験を受けて頂いて、医師になってもらえばいいという意見です。国家試験の勉強されたんなら、なおさらですよね。
それから酔っ払い、、、、、、は高度救急でないのでしょうか?酔っ払いの診療こそ、非常に難しいと思います。私は救命救急センターに勤めたことは数ヶ月だけですが、今やっている一次から二次の救急も高度な知識と技術が必要だと思っています。もしNPの判断で帰宅させ、実はその時軽度の硬膜外血腫があり、帰宅してから大きくなり、死亡した、、、、、、なんて事があるかも知れません。その時、NPはちゃんと勉強しているから!と言う理由で許されるのでしょうか?医師免許持ってたら全く何も言われません(訴えられるでしょうが、なんで医者が診察したんだ!とは言われませんよね)。
どうでしょう???
それからクエバンって初めて知りました。クエスチョンバンクの略で国家試験問題集ってことでいいのでしょうか?私が学生の頃にあったのかな、、、、、、、略語を使う時には是非最初に正式名をお願いいたします。
by Kim (2014-08-09 19:34)
NPと共に働く救命医さん、コメントありがとうございます。
私は医師でなければ気管挿管(等の高度な処置?)をしてはいけないと言う考えは持っていません。別の救急救命士さんについての記事を読んでいただければ分かると思います。私が言いたいのはそういう事ではありません。
国家試験の受験資格がないと書かれておりましたが、だから受験資格を!と言う記事の名前にしています。それで良いじゃないですか。
あと看護師さんと医師の間の職種?についての必要性は不勉強でよく分かりませんが、少なくとも外国で行われているからと言うのはどっちでもいいと思います。日本の医療は世界でも特異なものですよね。
患者さんが医療に求めていることを今の看護師さんはしているのでしょうか?と言う最後の所です。それをせずして、多くの人がNPに流れたとしたら、一体看護師さんってなんなのでしょう?
それから、私のたった22年ほどの臨床経験ですが、例えばNPと言う人がいてくれたら、、、、、、、、と言う経験、、、、、、、ないですね。別の先生がいてくれたら!って思ったことはありますが。
先生も書かれていますが、急変があった場合、バッグバルブマスク換気、AED(あるいはマニュアル式除細動器でも良いでしょう)、ルート確保、、、、、、は今の看護師さんでもやれますよね。これをやれる看護師さんを増やすという事ではダメなのでしょうか?
アドレナリンはエビデンスレベルが低いので、必要ないかも知れませんが、あったとしても蘇生を開始して2分以上たたないと使わない薬ですよね(ガイドラインに厳密に従えば)。ヨーロッパのガイドラインだとさらに二分後です。ルートもすぐとれるとは限りませんし、、、、、、その間に医師が来るでしょう。
いかがでしょうか。
by Kim (2014-08-09 19:45)
NPですさん、NPと共に働く救命医さん と、 Kimさん でNP(特定看護師?)に対する認識があまりに違いすぎるのが問題なのだと思います。
前二者はおそらくアメリカのNPで、Kimさんのは日本のものですよね。
私の認識ではアメリカのNPは日本で言うところの特定の診療科の認定医+a程度の業務を行っている(つまりは「医師」とは独立して診察し判断し処置/治療を行う)のだと思いますが、Kimさんの認識は今の研修医(「医師」の指示監督責任のもと、診察判断処置治療を行う)なのだと思います。
そして、Kimさんのいう「医師免許を広く開放」と言う意見はとても最もだと思いますが、特定診療科の認定医+aの業務に医師免許ほどのオールマイティな知識は不要と思われますので、NPの存在価値はとてもあると思います。
>別の先生がいてくれたら!って思ったことはありますが
この別の先生が初期研修後2−3年目医師も含めてのことなら、それがまさにNPだと思います。
by たか (2014-08-19 15:39)
たかさん、ありがとうございます。
そうですね。NPの定義が違っているかもしれませんね。
アメリカと同じNPが日本で出来れば、それはそれでいいです。無理では?と言うのが私の意見です。それは救急救命士さんを見ればわかるということです。アメリカ版パラメディックを目指して作られたのに、、、、、、です。
日本でNPが出来ても結局責任は医者に、、、、、、、、という事になるんだと思ってます。我々が何と言おうと、結局国民がNPさんになんでもやってもらっていいと言えばいいんだと思います。でも救急救命士さんについてすら、全然進んでないですよ。と言う事です。
で、結局医師に責任が来るなら、いらないじゃん!だから医師になってもらいましょうよ。
by Kim (2014-08-20 07:27)
確かに日本ではアメリカ同様のNPは難しいかもしれません。ただ、世の中にはとても人手の少ない病院も多いので、法改正により、公式にナースに手術助手をさせたり鵜飼麻酔をしたり病棟業務をさせることが可能になるのは私は賛成です。
例えば検査技師がルーチンの生理的検査やエコーを行ったり、臨床工学技師が心肺回したりすることによるメリットはとても大きいと思います。
同様に、手術業務専門看護師や麻酔業務専門看護師、救急専門看護師がいれば使いようによってはとても日々の業務が楽になると私は思います。
by たか (2014-08-20 16:50)
たかさん、コメントありがとうございます。
私は田舎の病院ばかりに勤めていますので、人手が少ない病院の経験はたぶん日本の一般的な医者よりもたくさんしていると思っています。
手術の助手をする看護師はいていいし、今でもやっていいはずです。麻酔や病棟業務は、簡単なことはしていいでしょうが、やはり何かあれば医者並みの知識が必要です。
そして、人手不足の病院は、看護師さんも不足しています。そんな病院でNPの様な看護師が増えるという事は考えにくいです。1ヶ月の研修とかでとれる訳じゃないでしょう。1年(も無理でしょうが)勉強のために研修に出るというのですら難しいでしょう。どこからNPを雇うと言ったら、医者を連れてくるより大変では?認定看護師と言われる人たちですら困難なんですよ。
検査技師が検査を、臨床工学士が人工心肺、、、、、これは全て医師が同席か、最終判断は医師がしています。だから何も問題ありません。
言葉は悪いですが、雑用を減らしてくれたら良いんですよ。麻酔をするとか、病棟管理をするとか、手術やカテーテルをするとか、侵襲的な処置をするとか、、、、、、、これらがたくさんありすぎて辛くなる医者はいないですよ。NPってそれをしてくれるんでしょ?いらないですよ。アメリカみたいに、話した言葉をカルテに書いてくれたり、オーダーを代理入力してくれる人がいたりすればいいんですよ。
言いたいことが伝わっていないようですが、要するに最後の確認を医者がしなければならないのなら、業務の軽減にはあまりならないというのが私の意見です。最後の確認をしなくて良いと言う風に救急救命士さんがなっていないのに、看護師さんだけが確認なしでと言うのは無理だということです。だから医者になれるように国家試験を受けられるようにしたらどうですか?ということです。医者になったら何やったって良いんですから。よく分からない資格をたくさん作る意義はないと思います。担当のお役所が増えて、天下りなどで得をする人が増えるだけでしょう。
by Kim (2014-08-24 19:49)
今の制度でも、看護師の免許を持っていて、医学部に入り直して医者になった先生がいますが、両者の気持ちがよく分かってとても良い先生でしたよ。
私がどうこう言っても変わるものでもありませんし、NP、あるいは目指しているみなさん是非、国民に以下の事を言わせるように頑張っていただきたいです。
NPは必要だ!
NPのしたことは、医者の確認なんていらない!
私は夜酔っ払って病院に行った時、NPが診てくれたら、それでいい!
誤診されても、それは医者が診てないからだ!なんて怒らない!
by Kim (2014-08-24 20:10)
以前別の記事でも紹介しましたが、これNPにも言えると思います。1992年に救急救命士制度が出来て、1996年の雑誌の記事です。
果たして,救急救命士は一般市民の信頼感を十分に得ているといえるだろうか。そもそも今の救急救命士が実際にどれだけの貢献をしているのか,一般の人はほとんど知らないのではないか。少なくとも今の消防には,救急救命士の活躍ぶりを世間に向けてどんどんアピールしようというような意欲は感じられない。そういう状況で救急救命士のレベルアップを訴えたところで,世論の共感を得られるとは思えないのである。
http://www.kuroiwa.com/column/kyukyu02.html
なんと18年前の記事ですよ。18年たった今これを書いてもあまり間違ってないと思います。
NPさん、救急救命士さんを追い越せる自信がありますか?
by Kim (2014-08-24 20:15)
救命士の話と結ぶのは少し違うと感じます。
例えば救命士の気管挿管など、その頻度を考えれば技術を維持することは極めて困難だと思います。
一方、例えば中心静脈カテーテル留置センター(名称だけでよい)を院内に作り、特定の人間をトレーニングすればどの医師よりも安全に手技を行えるようになるでしょう。
日常的に行われている定型的業務をどんどん移行させればよいと思います。私が研修医の時でさえ、初回でない抗生剤を投与するために医師が病棟まで行っていましたが、今は確認すら求められていません。
医師と同じ技術知識と言われますが、特定の医療行為を行うのにそれほど技術や知識が必要だとは思いません。
研修医を終えたばかりの医師に診てもらう(処置してもらう)くらいなら、何かあったときには上級医師のバックアップが入ることを前提にその道10年のNPに対応してもらいたいです。
これで一番困るのは、そのような(いざとなったら誰かのバックアップが入ることを前提にした)働きしかしていない医師であり、今でも大勢いるんだから、NPがやっても問題ないと私は思います。
人手の問題から言えば、現在の看護師の給料の5~10割り増しを提示すれば特に最近増えている男性看護師はこぞって参入してくると思います。
by たか (2014-08-25 07:57)
たかさん、ありがとうございます。
ようは国民だと思います。先生も是非NPをと言われるのであれば、NPが認められるように活動していただければいいでしょう。
救急救命士さんの例はそれが言いたかっただけです。
by Kim (2014-08-25 11:48)