SSブログ

胸骨圧迫の中断は最小限にしましょう。 [CPRの基礎]

 昨日の答えです。iPhone5が発表されなかったので(^^)。

 こじはるの解説です。

こじはる 「AHAは2010年ガイドラインで次のように言っています。"During CPR give 2 breaths (each 1 second) during a brief (about 3 to 4 seconds) pause after every 30 chest compressions."」
まりこさん 「何故英語??私が日本語にしましょう。心肺蘇生中は、30回の胸骨圧迫を行う毎に短い中断時間(約3から4秒)で2回の換気を行う(1回1秒)と言う事です。」
こじはる 「みいちゃんとれいなが正解です!おめでとうございます!!さすが二人ともじゃんけんでベスト3に入るだけあります!」
まりこさん 「でもあなたもすごいよね。ずっと選抜されているのは、あなただけよ。」
こじはる 「胸骨圧迫の中断はいけないとAHAが言っていますからね。CoSTRにも中断したらすぐ圧迫再開と書かれているから、もし選抜から外れてもすぐ復帰しなきゃです!」
あっちゃん 「でもCoSTRの同じ所には、2005年ガイドラインに従って充電中も圧迫を続け、すぐに圧迫再開しても生存率は変わらなかったという研究が紹介されていて、成人の短時間の心室細動において,胸骨圧迫をすぐ再開することは,反対も推奨も出来ないと書かれています。だから次のCDでも選抜に選ばれなかったとしても、私は女優を目指しているので関係ないです!」
ともちん 「突然ですが、いいですか?私あーみんと仲が良いので、、、、ERCは5秒を超えないと言っています。あーみんも正解です!」
こじはる 「ERCは忘れていました。どうもすみません。JRCも確認してみましたが、JRCは最小限にするとしか書いていませんね。」
まりこさん 「JRCはERCとAHAのいいとこ取りみたいな感じですもんね。日本らしいと言えば、らしいです。」

 AHAの原文は以下の通りです。私の下手な日本語訳です。

「バックバルブマスクによる換気」
 バックバルブマスクによる換気は心肺蘇生中に換気と酸素化を提供する良い方法ですが、上手く使うには継続した訓練が必要です。全ての医療従事者はバックバルブマスクに慣れておくべきです。一人で救助する場合には,バックバルブマスクの使用は推奨されていません。一人で救助する場合には、口対口あるいは口対マスク換気がより有効です。他に救助者がいて、バックバルブマスクに慣れているベテランの人がいる場合には、バックバルブマスク換気をしても良いです。しかし、バックバルブマスク換気は、慣れた人が二人以上いる場合に最も効果的です。一人がバッグをもむ間、別の救助者が気道を解放し、マスクを顔に密着させます。バッグバルブマスクによる換気は、高度な気道確保がすぐ出来ないか、上手く行かない場合に特に有用です。バッグバルブマスク換気に必要な器具は、第5章「成人の一次救命処置」に挙げられています。
 救助者は成人用バック(容量が1-2リットル)を用い、1秒かけて胸が挙がるのに十分な量(約600ml)の空気を送るべきです。この換気量は酸素化に十分で、胃膨満の危険が少ないです。頭部後屈あご先挙上にて気道が適切に開放しているか、下顎がマスクに向かって挙上されているか、マスクがきちんと密着しているかを救助者は確認すべきです。心肺蘇生中は、30回の胸骨圧迫を行う毎に、短い中断時間(約3から4秒)で2回の換気(1回1秒)を行います。
 バッグバルブマスク換気は胃膨満を引き起こす可能性があります。胃膨満は胃内要物逆流や誤嚥、肺炎を引き起こす可能性があります。胃膨満はまた、横隔膜を上昇させ、肺の動きを阻害し、呼吸機能の障害を引き起こします。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。