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まじめな事を面白く [講習会]

 医師は仕事柄色々な人に講義をする機会があります。患者さん個人への説明もある種の講義と考えれば、毎日何度もやっています。

 一番大切な事は、理解してもらう事であり、そのためにはどうしたら良いか常に考えています。私は面白いと言うのが一番大切だと思います。笑うと言う意味ではなく(それもあれば良いですが)へえ〜と思うと言う事です。話を聞いたけれど、何だったっけ、、、、と言うのでは時間の無駄です。

 その一つが合コン医学会です。例えば、以前紹介した「拡張自我」です。他の方法で面白く書く事も可能でしょうが、一例として合コン医学会のガイドラインとして紹介しました。

 色々な学会のガイドラインと言うのが本当にあります。例えば脳卒中治療ガイドライン2009です。合併症としての消化管出血についてのガイドラインです。

推奨
 高齢や重症の脳卒中患者では特に消化管出血の合併に注意し、抗潰瘍薬(H2受容体拮抗薬)の予防的静脈内投与が推奨される(グレードC1)。

エビデンス
 急性期脳卒中の3%が消化管出血を起こし、その半数は重症であった。高齢者、重症の脳卒中で特に多い傾向であった。抗血栓薬の使用は有意な危険因子ではなかった。消化管出血を起こした例の予後は不良である1)(Ⅲ)。
 脳卒中や頭部外傷などを含めた救急症例における消化管出血に対するH2受容体拮抗薬には有効性が示されているが2-6)(Ⅲ)、脳卒中症例のみを対象とした報告はない。
 一方、6 時間毎のスクラルファート 1 gの内服の、脳出血急性期における胃出血の予防に関しては、プラセボと有意差はなく、また 8 時間毎のH2受容体拮抗薬ラニチジン50mgの静注にも、有効性はみられなかった7)(Ⅰb)。
注:本邦では現在、H2受容体拮抗薬の注射薬(シメチジン、ファモチジン、ラニチジン)のみ保険適応がある。



 これを、以下のようにパロったら面白いかなと言う事です。

 日本合コン医学会のガイドライン2009より

 高齢やそれなりの合コン相手に対しては、特に鼻出血の合併に注意するが、抗潰瘍薬(H2受容体拮抗薬)の予防的静脈内投与は推奨されない(グレードD)。

 ウルトラマン研究序説と言う本があります。ずいぶん昔の本です。これに、こう言ったパロディーみたいなのは何とかと言うと書いてあったのですが、もう20年も前の話で、、、、忘れました。

 こちらも参考にされてください。

 なんと初版が出た20年前は、大学5年生でした(医学部は6年あるので留年した訳ではありません(^.^))。


ウルトラマン研究序説 (扶桑社文庫)

ウルトラマン研究序説 (扶桑社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 文庫



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Kim

自分がつけたコメントまで承認しないと表示されないっていったい、、、、

by Kim (2011-04-22 19:08) 

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