グラムさんって誰?? [研修医教育]
今の研修医の先生たちは、グラム染色が好きです。研修病院を選ぶときも、グラム染色を含む感染症の教育をきちんと受けられるかと言うのを基準にしている学生さんもいます。
グラム染色とは痰や膿などを染色し、どんな細菌がいるのか顕微鏡で見るための方法です。よく染まるものは陽性、そうでないものは陰性です。丸い細菌は球菌、そうでないのは桿菌で、この二つを使って4つに分類します。グラム陽性球菌、グラム陽性桿菌、グラム陰性球菌、グラム陰性桿菌です。
どこの部位の感染か、患者さんはどんな状態か、グラム染色の結果は?によりほぼどんな細菌の感染かが予想出来ます。
感染症の治療をする場合、相手がどんな名前の細菌かが分かると言うのは重要です。どんな抗生物質を使ったら良いか分かるからです。
合コンで(こんなたとえばかりしている私はおかしいのかも知れませんが)ある女性を殺す(惚れさせる)のと同じです。
相手がどんな人か分からない場合、一般的な攻略法を用います(抗生物質であればチエナムとかのブロードスペクトラムの抗生物質でしょう)。多くの人に効果があるかも知れませんが、目の前の女性には逆効果かも知れません(耐性菌を発生させてしまいます)。
しかし、相手の体格とお酒を少し飲ませてからの反応により4つに分類し、その他の条件により相手を見極めれば、成功率は高くなるでしょう。赤い服を着ていたらお酒は少量でも良い(抗生物質が効きやすい)とか、効率的な(お金も安く?)方法です。
おっとタイトルと全然関係ない話になってしまいました。グラム染色はなぜグラム染色と言うの???と先日研修医の先生に聞かれました。う~ん、知らなかった、、、、、グラムは人の名前です。ハンス・クリスチャン・グラムというデンマーク人だそうです。他にも色々なことを発見している人だそうです。すごい!!これについては別記事を、、、、
私は研修医の時にちゃんと勉強しなかったので、今もグラム染色はしていません。5年前に習ったのですが、、、やはり若いときにやらないとダメです。研修医の皆さん、色々なことを勉強しなくてはならず大変だと思いますが、頑張りましょう!
グラム染色とは痰や膿などを染色し、どんな細菌がいるのか顕微鏡で見るための方法です。よく染まるものは陽性、そうでないものは陰性です。丸い細菌は球菌、そうでないのは桿菌で、この二つを使って4つに分類します。グラム陽性球菌、グラム陽性桿菌、グラム陰性球菌、グラム陰性桿菌です。
どこの部位の感染か、患者さんはどんな状態か、グラム染色の結果は?によりほぼどんな細菌の感染かが予想出来ます。
感染症の治療をする場合、相手がどんな名前の細菌かが分かると言うのは重要です。どんな抗生物質を使ったら良いか分かるからです。
合コンで(こんなたとえばかりしている私はおかしいのかも知れませんが)ある女性を殺す(惚れさせる)のと同じです。
相手がどんな人か分からない場合、一般的な攻略法を用います(抗生物質であればチエナムとかのブロードスペクトラムの抗生物質でしょう)。多くの人に効果があるかも知れませんが、目の前の女性には逆効果かも知れません(耐性菌を発生させてしまいます)。
しかし、相手の体格とお酒を少し飲ませてからの反応により4つに分類し、その他の条件により相手を見極めれば、成功率は高くなるでしょう。赤い服を着ていたらお酒は少量でも良い(抗生物質が効きやすい)とか、効率的な(お金も安く?)方法です。
おっとタイトルと全然関係ない話になってしまいました。グラム染色はなぜグラム染色と言うの???と先日研修医の先生に聞かれました。う~ん、知らなかった、、、、、グラムは人の名前です。ハンス・クリスチャン・グラムというデンマーク人だそうです。他にも色々なことを発見している人だそうです。すごい!!これについては別記事を、、、、
私は研修医の時にちゃんと勉強しなかったので、今もグラム染色はしていません。5年前に習ったのですが、、、やはり若いときにやらないとダメです。研修医の皆さん、色々なことを勉強しなくてはならず大変だと思いますが、頑張りましょう!
クリスタル紫、ルゴール、アルコール、サフラニン、の順番ですね。。。
by shiraisi (2010-05-13 21:41)
shiraisiさん、コメント&nice!ありがとうございます。
良くご存知なんですね。私は不勉強で全然知りませんでした。
by Kim (2010-05-13 21:52)
自分は学生時代にやったきり、久しく染色していません。
分類は使うのですが。。。
by コンメル (2010-05-13 23:40)
コンメルさん、コメントありがとうございます。
優秀な研修医の手はグラム染色で汚れているそうです。見習わないと!
by Kim (2010-05-14 08:32)
初めてコメントします 一患者です
先生のブログは 難しい専門用語を分かりやすく説明してくださるので
おそらく 病院でも多くの患者さんに慕われていることと思います。
そしてお世話になりました「救急科専門医」には頭が上がりません。
どの先生も24時間体制で 自分の時間を削って患者のために尽くしてくださるのですから
by たれ (2010-05-22 09:49)
たれさん、コメントありがとうございます。
分かりやすくがモットーですが、本当の所は難しい事を知らないだけです。これからも多くの人に読んで頂けるようにがんばります。
救急の先生達は大変ですが、患者さんのためにがんばっています。これからも応援して頂ければ幸いです。それだけで頑張れます!
by Kim (2010-05-22 14:33)