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今年の救急科専門医の試験問題が公開されました [救急専門医試験]

日本救急医学会雑誌2006年11月号が公開されました。インターネット上で見られます(学会員のパスワードがいりますが)。早速ダウンロードしてみました。
 最初の問題は救急救命士さんの薬剤投与の問題です。

問題 1 救急救命士によるアドレナリン(エピネフリン)投与について正しいのはどれか。
a.1.0 mgを静脈内投与する。
b.気管内投与でもよい。
c.医師の指示を1回受ければ、3回までは投与できる。
d.2回目の投与は初回投与から2分後に行う。
e.気管挿管の認定救急救命士だけが実施できる。

というものです。今年受けていたら受かってなかったかも??ブログで問題について議論して良いか?と以前学会に問い合わせたら、はっきりとした解答を得られなかったので、、、、書いてしまいます。試験問題を公開して良いのですから、大丈夫でしょう!

(a)は○っぽいです。よって他は間違いでしょうか?
(b)気管内投与は推奨度が下がりましたので、、、しかし現場ではルートがとれない等のトラブルがありそうですが、、、かと言って骨髄穿刺を許可する事はなさそうですし、、、、
(c)???です。どなたかご存知でしたら教えて下さい!
(d)これは3分後でしょうね、、、、
(e)これは薬剤認定と言うのがありますので、別物でしょう。

 本日問題15まで解答を作って公開しました。興味のある方は見て頂き、ご意見をお願いします。

http://homepage.mac.com/kekimura/testlist.html

 ちなみに専門医の新規申請も受付が始まっています。受験される方はお忘れなく!

 また私の勤める病院は私が専門医になったので、来年1月より学会の認定施設となりました。バンザ〜イ!!


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専門医認定施設、おめでとうございます!(^_^)v あとに続く方が出ることをお祈りしております!
by (2006-12-23 00:10) 

問題解説、ご苦労様です!本当に頭が下がります。m(_ _)m 

問題2について一言言わせてくださいませ。

<解説>
(e)×? 見えないと思いますし、見る必要は全くありません。これも別の年度の問題にあります。しかし、正解がないので、これが○かもしれません。

→喉頭蓋谷は喉頭蓋の前面になりますので、挿管困難(展開困難)がなく、しっかりと喉頭展開が出来た時には、その裏面、つまり背部が観察されることになると思います。どうでしょう?
by (2006-12-23 00:26) 

Kim

nozaharuさん、コメント&nice!ありがとうございます。
また解説に対するコメントありがとうございます。
確かにおっしゃる通りですね。訂正させて頂きます。しかし、こういう知識が必要なんでしょうかね、、、と思う事も多いですね。
今日は出張中(こんな時に(+_+))なので、帰ったら訂正させて頂きます。
これからもコメント是非お願いします。
by Kim (2006-12-23 21:07) 

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