持参薬 [医学関連]
久しぶり？（本人はいつも全力投球でまじめなつもりですが(^^)）のまじめな医療ネタです。
患者さんが入院される（あるいは外来初診時など）と行う仕事の一つに、持参薬の確認というのがあります。
いつも飲んでいる薬が何か、あと何日分あるか調べる訳です（原則入院中も飲み続けますから）。自分できちんと管理していたり、お薬手帳（何という薬を1回何錠、1日何回飲むのかと書いてあります）をちゃんと持っている人だと楽ですが、そうでない人も多いです。
自分の病院にしかかかっていなければ、電子カルテに記録があるから足りない分の処方が楽です（薬を出す時にも前回のをコピーできます）。しかし、いくつかの病院にかかっていて、薬の名前が分からないと大変です。
患者さんは「白くて丸い錠剤です」とか言われますが、そんなのAKB48関連グループのメンバーの人数よりもたくさんあります。かかっているという病院に薬の情報をくださいと連絡したり、患者さんが持っている薬の番号などから薬剤名を調べたり、、、、本当に大変です。
AKB48錠が46錠、NMB48錠が16錠、SKE48錠が48錠と、数が色々合わなかったり、これらの薬を1回何錠、1日何回飲むのか分からない場合もあります（患者さんはどうしているんだろう？？？）。粉になっている場合もあって、それだと薬の名前すら分からなかったりします。
一番困るのは、ジェネリックです。sodium tokuseikafeoreと言う成分の薬があったとします。一番最初に出したのは、AKS製薬で「AKB48こりす錠1mg」と言う名前です。当院にはジェネリックの「NMB48さや姉錠1mg」です。これを調べるのが大変です。有名な薬であれば覚えていますが、そうでなければ難しいです。1種類しか飲んでいなければ調べるのも楽ですが、20種類も飲んでいる人がいたりしますので、、、、、例えれば、AKB48関連グループのメンバーの写真を見て、この子のニックネームは何か？を調べるようなことです。大変さがお分かりでしょ(^^)。
電子カルテによっては、「AKB48ゆきりん錠」と入れると、「SKE48ちゅり錠」が当院では同一成分ですと表示される場合がありますが、なかなか、、、、、そんな電子カルテに出会ったことがありません。
もう一つ困るのは、自分の病院に採用がない場合です。「わろたまゆゆ錠2mg」と言う薬の成分は、イタダキマユユナトリウム7だったとします。当院には「わろたまゆゆ錠」は採用がなく、イタダキマユユナトリウムのジェネリックもなかったりします。すると、その薬は辞めても良いか、あるいは同じような作用の薬を出すのか考えます。同じような作用と言ってもやっぱり、ムチュウニサセチャウゾユキリンとか、ウエカラマリコカルシウムとか、コレカラハダブルマツイダZとかあるのでどれを選ぶべきか、、、専門外だと分かりません！！
長くなってしまいましたが、患者さんの薬を考えるだけでも、これだけの手間がかかります。医療スタッフが忙しくなる原因の一つです。間違えたりしたら、ヒヤリハットと言って書類を書かなければなりません。ホント大変です。
やっと本題ですが、先日薬剤師さんに、簡単に持参薬を入力してオーダーする方法はないか？と聞きに行ったら、その日のうちに、SEさんと相談してシステムを作ってくださいました！薬をクリックするだけで入力できました。すごい！！
でも、そのシステムは全部手入力だったそうで、今回限定と言われました。私は楽だったんですが、薬剤師さんは大変だったという訳です。ロキソマリンと入れると、ロキソニン、ロルフェナミン、ケンタンなどと自動的に出るようにしてもらう予定だそうですが、それはいつの日か、、、、、、、
患者さんが入院される（あるいは外来初診時など）と行う仕事の一つに、持参薬の確認というのがあります。
いつも飲んでいる薬が何か、あと何日分あるか調べる訳です（原則入院中も飲み続けますから）。自分できちんと管理していたり、お薬手帳（何という薬を1回何錠、1日何回飲むのかと書いてあります）をちゃんと持っている人だと楽ですが、そうでない人も多いです。
自分の病院にしかかかっていなければ、電子カルテに記録があるから足りない分の処方が楽です（薬を出す時にも前回のをコピーできます）。しかし、いくつかの病院にかかっていて、薬の名前が分からないと大変です。
患者さんは「白くて丸い錠剤です」とか言われますが、そんなのAKB48関連グループのメンバーの人数よりもたくさんあります。かかっているという病院に薬の情報をくださいと連絡したり、患者さんが持っている薬の番号などから薬剤名を調べたり、、、、本当に大変です。
AKB48錠が46錠、NMB48錠が16錠、SKE48錠が48錠と、数が色々合わなかったり、これらの薬を1回何錠、1日何回飲むのか分からない場合もあります（患者さんはどうしているんだろう？？？）。粉になっている場合もあって、それだと薬の名前すら分からなかったりします。
一番困るのは、ジェネリックです。sodium tokuseikafeoreと言う成分の薬があったとします。一番最初に出したのは、AKS製薬で「AKB48こりす錠1mg」と言う名前です。当院にはジェネリックの「NMB48さや姉錠1mg」です。これを調べるのが大変です。有名な薬であれば覚えていますが、そうでなければ難しいです。1種類しか飲んでいなければ調べるのも楽ですが、20種類も飲んでいる人がいたりしますので、、、、、例えれば、AKB48関連グループのメンバーの写真を見て、この子のニックネームは何か？を調べるようなことです。大変さがお分かりでしょ(^^)。
電子カルテによっては、「AKB48ゆきりん錠」と入れると、「SKE48ちゅり錠」が当院では同一成分ですと表示される場合がありますが、なかなか、、、、、そんな電子カルテに出会ったことがありません。
もう一つ困るのは、自分の病院に採用がない場合です。「わろたまゆゆ錠2mg」と言う薬の成分は、イタダキマユユナトリウム7だったとします。当院には「わろたまゆゆ錠」は採用がなく、イタダキマユユナトリウムのジェネリックもなかったりします。すると、その薬は辞めても良いか、あるいは同じような作用の薬を出すのか考えます。同じような作用と言ってもやっぱり、ムチュウニサセチャウゾユキリンとか、ウエカラマリコカルシウムとか、コレカラハダブルマツイダZとかあるのでどれを選ぶべきか、、、専門外だと分かりません！！
長くなってしまいましたが、患者さんの薬を考えるだけでも、これだけの手間がかかります。医療スタッフが忙しくなる原因の一つです。間違えたりしたら、ヒヤリハットと言って書類を書かなければなりません。ホント大変です。
やっと本題ですが、先日薬剤師さんに、簡単に持参薬を入力してオーダーする方法はないか？と聞きに行ったら、その日のうちに、SEさんと相談してシステムを作ってくださいました！薬をクリックするだけで入力できました。すごい！！
でも、そのシステムは全部手入力だったそうで、今回限定と言われました。私は楽だったんですが、薬剤師さんは大変だったという訳です。ロキソマリンと入れると、ロキソニン、ロルフェナミン、ケンタンなどと自動的に出るようにしてもらう予定だそうですが、それはいつの日か、、、、、、、
お医者さん大変ですね。
by カヲル@療養中 (2013-05-11 03:13)
カヲル＠療養中さん、コメントありがとうございます。
どんな仕事も大変です。が、医療業界も大変な中患者さんのために頑張っていることを知っていただければ嬉しいです。
日本の医療の質は、通常では維持できないと言われています。日本でそれが出来ているのは医療スタッフが頑張っているからです。
by Kim (2013-05-11 06:45)
セルフヘルスマネジメントができない中、薬物もマネジメントできない方がいる。「高血圧症のカプセルの薬飲んでいます。名前わからない」といわれても、処方したい薬物の相互作用がベネフィットとリスクのどちらが高いなど、考えないといけないので大変。
健康は成人の多くが環境要因によって損なわれる。その結果、薬物療法で補い。環境要因を変えないというのでは意味がない。健康が損なわれた原因をなくす・少なくする努力をしないで、エンドオブライフで「あのときにまもらなかったからだな」とスピリチュアルな苦悩を抱くのは辛いものです。
健康は自分たちが管理して、維持していくこと。
by 木村 (2013-05-11 09:27)
木村さん、コメントありがとうございます。私と同じ名字ですね！
色々難しいですが、日本人は統一性がないですよね。中国から大気汚染が、、、、と言いながらもっと汚いたばこの煙の中でお酒飲んでいる、、、、そこへ子供を連れて行く親もいます。
困ったものです。
by Kim (2013-05-14 11:09)