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救急診療指針最新版手に入れました! [救急専門医試験]

 昨日?で今年の救急科専門医の新規申請の二次審査が締め切られました。普通は合格しますから、9月に行われる三次審査(つまり筆記試験)に向けて頑張りましょう!!

 試験の参考書として学会から指定されているのは以下の本です。



 現在手に入りにくいようで、Amazonでは入荷待ちになっています。楽天で買えました!最新版なので、心肺蘇生についてはもちろんG2010にのっとっています。日本とアメリカ、ヨーロッパのガイドラインの違いなども解説されています。素晴らしい!

 試験を受けられる皆さん、頑張って読んでくださいね!

 試験の解説をこちらのページでしていますので良かったら利用してください。Facebookページも開設しています。可能でしたら、色々とご意見頂ければ幸いです。

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救急科専門医試験問題の解説をしています。 [救急専門医試験]

 救急科専門医の新規申請をされる方は、今月末までに二次審査の書類を提出しなければなりません

 その審査に合格すると、9月18日に筆記試験があります

 個人的に筆記試験の試験問題の解説をしています。よかったらこちらからご覧下さい。

 皆さんの合格を祈っています!

ちなみに、、、、


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救急診療指針 [救急専門医試験]

 救急科専門医を受ける場合、参考書として以下の本が推奨されています。私の作っている試験問題解説ページでも参照ページを載せています。


救急診療指針

救急診療指針

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: へるす出版
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 大型本



 が、第4版が出版されました!なんと赤です!!3倍の量の記載があるのかも知れませんね。


救急診療指針

救急診療指針

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: へるす出版
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: 大型本



 即購入です!!

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低体温の心停止患者さんの対応が変わったかも知れません。 [救急専門医試験]

 平成18年に行われた日本救急医学会の専門医試験の問題からです。

問題54 推定60代の男性。1月某日の午前4時頃、工事現場で倒れているところを通行人に発見された。救急隊到着時に意識がなく、自発呼吸と頸動脈拍動も認められなかった。CPRを行いつつ救急車で搬送した。救急外来で心室細動(VF)となり、3回の除細動とアドレナリン(エピネフリン)1mgの静注を行ったがVFは継続している。直腸温は27度。アルコール臭を認める。誤った処置はどれか。2つ選べ。
(a)除細動を繰り返す。
(b)アドレナリン3mgを静注する。
(c)暖めた乳酸リンゲル液を輸液する。
(d)温生理食塩水による腹腔灌流を行う。
(e)PCPS(経皮心肺補助)を行う。
 

答えあわせはこちら。


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来年の救急科専門医を受験する皆さんとその施設の偉い先生へ [救急専門医試験]

 今年の専門医試験の結果発表が先日あったばかりなのに気が早いですが、学会のホームページに本日発表されています。

 何と来年から制度が変わるのです!!注意しましょう。

 受験資格は以下のとおりです。

・日本国の医師免許を有すること。
・申請時において,継続して3年以上本学会の会員であること。(*)
・5年以上の臨床経験を有すること。
・専門医指定施設またはこれに準じる救急医療施設において,救急部門の専従医として3年以上の臨床修練を行った者であること。または,それと同等の学識,技術を習得した者であること。
(*)申請時とは、申請年の3月末日を指します。今回申請できるのは、2008年12月31日までに本学会へ入会された方です。

 今までは私のように外科医をしながら時々救急を担当していても、専門医になれたのと、救急科専門医に指導を受けなくても良かったのですが、来年からは最低1年間は救急専従、専門医(いない場合には認証資格者)に指導を受けている期間の症例と勤務期間しか申請できません。5年の臨床経験があるが、1年は専門医の指導を受けていないと申請できません。

 認証資格者についてはこちらにあります。

 救急科専門医がいない病院の偉い先生は、是非認証資格を得ておきましょう。受験する予定の先生は、誰かに認証資格をとってもらうようにお願いしましょう。

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救急科専門医の試験結果発表 [救急専門医試験]

 私は日本救急医学会の救急科専門医の筆記試験の解答と解説を作っています。このブログを始めたきっかけは、そのホームページを検索でヒットさせるためです。

 「救急科」でググると私のそのページが一番に、このブログが3番目にヒットします。2番目は順天堂大学のページになります。いいんだろうか???と思いますが(^.^)。
 さらに「試験」を追加すると上位3つは私のページで、4番目が学会の専門医の試験のお知らせです。

 ブログ始める必要なかったじゃん!と思いましたが、何故か現在もブログ続けています。

 こちらのページもヒットしますが、記事が3つで終わっています(+_+)。挫折したのでしょうか?

 先日救急科専門医の試験結果が発表されたようです。合格された先生方おめでとうございます。

 これからもますますご活躍されることを祈っています!!

予想問題募集中です。


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熱中症に注意しましょう [救急専門医試験]

 熱中症と言う病気があります。物事に熱中して困ると言うものではありません。色々な原因で体内に熱がたまり、脳が指示する体温以上に体温が上昇するために様々な症状が出て、最悪の場合死亡してしまうと言う病気です。

 救急科専門医必須のテキストである「救急診療指針改訂第3版」のP.349には「温熱環境によって生じる全身的な病態を総称して熱中症と呼び、様々な重症度にわたる複数の疾患を含める」と書かれています。

 予防法は簡単です。暑い所での作業は短時間にする(長時間必要な場合には休みを頻繁に入れます)こと、水分を十分とること、クーラーや扇風機を我慢しないで適度な環境で過ごすことです。

 下手をすれば死んでしまいますので注意しましょう。

 もし熱中症になったかなと思われたら、大切なのは体温を下げる事です。最も有効な方法は何だかご存知ですか??霧吹きで水分を皮膚に与え、風を送って乾かす事です。何と病院の救急外来でも行います。当院は扇風機がないので、看護師さんや我々がうちわで一生懸命仰ぎます。
 あまりに冷たいものを当てると血管が収縮してしまい、その部分の温度は下がりますが、全身の温度は下がりません。アルコール綿でふくと言うのも同じ理由であまり適切ではありません。

 覚えておきましょう。

 日本救急医学会の熱中症特別検討委員会が、2008年に実施した「熱中症の実態調査」の結果を発表しています。興味のある方はご覧下さい(医学論文です)。

救急科専門医を目差す人のための予想問題です。


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魚のヒスタミン中毒(scombroid poisoning) [救急専門医試験]

 私は救急科専門医の筆記試験問題の解説を細々とやっています。今一番力を入れているのは、予想問題です。これは私が勝手に作った問題であり、本当に出る可能性は低いかも知れませんが、、、、試験委員の先生が盗んで本試験に出してくれるとうれしいなと思っています。

 今回2問予想問題を作りました。ひとつは昨日の移植医療に関して、もう一つは、scombroid poisoningについてです。

 Scombroid poisoningとは、魚のヒスタミン中毒とでも言うもので、サバにアレルギーが無いのに、ヒスタミンが大量に含まれたサバなどを食べることにより、アレルギーと似た症状を起こす病気です。

 早速問題を、、、、

問題32 Scombroid poisoningについて正しいものを2つ選べ。
(a)通常の魚アレルギーと鑑別は容易である。
(b)食物の保存温度が20度以上だと発症しやすい。
(c)ヒスタミンは熱で容易に分解されるので刺身で食べなければ発症しない。
(d)予後は良好である。
(e)再発しやすい。

解説しよう!!


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サイト内検索を追加しました [救急専門医試験]

 救急科専門医の試験問題解説ページは地道に更新しています。

 メーリングリストのメンバーからも色々ご意見頂いています。色々勉強になります。

 しかし、何度見ても、あれ?こんなの書いたっけ、、、、と思います。記憶力が悪くなっているのを実感しています。

 さて、サイト内検索と言うのをご存知でしょうか?例えば、ビートルズについて以前書いた気がするけど、、、、と調べたい時に、googleで「ビートルズ」と検索すると、1900万件ヒットします(2009年12月29日9時現在)。これではとても見つけられませんね。

 「ビートルズ 救急科」と入れてググると、それでも73400件もヒットします。が、私のこの記事が一番上でした。yangt3さんのこの記事が4番目でした(^.^)。

 たまたま上位にヒットしましたが、、、、、もっと絞りたいですよね。

 その場合サイト内検索と言うのをすると良いです。ソネットブログにもそういう機能がついていますが、、、、あまり上手く行かない事が多いです。

どうするかと言うと、、、、


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問題を5問削除なんて、、、、、 [救急専門医試験]

 今年の救急科専門医の試験問題が公開されたと言う記事を書きました。公開版(学会誌に掲載されている問題)の最後には以下のようにあります。

 「筆記試験は全100問で行われました。試験結果を検討した結果、正答率20%未満の3問と識別指数がマイナスとなった2問の計5問は削除しました。   日本救急医学会専門医認定委員会」

 これはどうなんでしょうか??ある研究発表で、「新薬Aを100名の患者さんに投与しましたが、投与後来院しなかった2名と副作用が出た3名は対象から除外しました」何てことは許されるのでしょうか??来院しなかった患者さんは薬の副作用が強くて他の病院へ行ったのかも知れませんし、、、、一般的にそういう文献はエビデンスレベルの低い文献とされます。intention-to-treatと言うものです。

 やはりそのまま掲載し、答えはこれなのだが、正解率が10%しかなく、不適切問題と考えたとか公表すべきだと思います。

 正解率が低かったと言う事は、出題者が重要であると考えたのにも関わらず、専門医の試験を受けるに値する知識や技術がある人間ですら知らなかったと言う事ですので、是非ホームページなどにこれは知っておいて欲しいと情報を載せるべきかと思います。

ところで、識別指数って何でしょうか?


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