メトヘモグロビン血症と原因を追及する事の大切さ [研修医教育]
最近某大学病院で井戸水によるメトヘモグロビン血症が出たとのことで話題になっていますね。
今回興味深い症例報告を見つけたので紹介します。こちらの論文をまずお読みください(日本語なのでご安心を)。
メトヘモグロビン血症について解説されていて分かりやすいです。私は一度も診たことはありませんが、局所麻酔薬などでも起こり得るそうですので、内視鏡検査の時など案外発生しているのかも知れません。
引用させていただいた文献は、病気の原因を追求せずに継続的な治療を行った医師がいて、それを他科の先生がたまたま診て、原因が分かって術後治療が不要になったというものです。
10年ほど前より原因不明の低酸素血症に対して在宅酸素療法をされていた患者さんが、股関節の手術を受けた際、SpO2とSaO2に乖離があるため変だと思った麻酔の先生により、術中にメトヘモグロビン血症と診断がつき、術後在宅酸素療法が不要となったというのです。
今回興味深い症例報告を見つけたので紹介します。こちらの論文をまずお読みください(日本語なのでご安心を)。
メトヘモグロビン血症について解説されていて分かりやすいです。私は一度も診たことはありませんが、局所麻酔薬などでも起こり得るそうですので、内視鏡検査の時など案外発生しているのかも知れません。
引用させていただいた文献は、病気の原因を追求せずに継続的な治療を行った医師がいて、それを他科の先生がたまたま診て、原因が分かって術後治療が不要になったというものです。
10年ほど前より原因不明の低酸素血症に対して在宅酸素療法をされていた患者さんが、股関節の手術を受けた際、SpO2とSaO2に乖離があるため変だと思った麻酔の先生により、術中にメトヘモグロビン血症と診断がつき、術後在宅酸素療法が不要となったというのです。