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石の上にも三年 [雑談]

 今日は何と私の誕生日です。自分で自分におめでとう。育ててくれた両親に感謝です。49歳になりました。まだまだ頑張ります。

 今の病院に勤めてから3年と2ヶ月たちました。研修医の時に、部長の先生に言われたことを思い出します。新しい病院へ赴任して、スタッフや患者さん、周囲の開業医の先生などに認めてもらうには、どんな頑張っても3年はかかる。だから、辛いことがあっても3年は我慢するんだって。
 私は、3年以上我慢して同じ病院に勤めたのは久しぶりなので(どうもすみません)、やっと良い時がやって来たのかも知れません。先日こんなことがありました。

 ある日曜日は夜勤だったのですが、17時頃(17時半から当直開始です)病棟に受持患者さんの回診に行きました。4病棟(に患者さんが分散しているのです。救急科の病棟はありませんから)中3病棟で、看護師さんから「ありがとうございます」と言われました。

 最初の病棟では、患者さんの希望を看護師さんに伝えたところ、その希望が叶えられないことが分かったので、それを患者さんに伝えますと言った時です。そんなことで有り難うと言われるなんてちょっとビックリしました。
 二つ目の病棟では、私が不在中に病状説明の予約をとっていたようで、カルテにそう書いてあったので、そのつもり(と言うかまず患者さんを診てから話そうと思っていたら、ベッドサイドに家族がいただけです)で病棟に行って説明して病室を出たら、二人の看護師さんから、「こちらから先生を呼ぶ前に来て説明してくださりありがとうございます」と言われました。
 三つ目の病棟にはちょっと重症な患者さんがいて、どうなったかなあと心配だったのですが、元気そうでよかったとほっとしていたら、ご飯が軟らかいのが良いと言われました(家族の希望で常食にしていたのです)。それを患者さんが訴えただけなのに、同席した看護師さんから、話を聞いてくださりありがとうございますと感謝されました。

 今まであまりこういった事がなく、それも1日三回もあったのでビックリしました。救急科は緊急入院ばかりですし、救急科の病棟がないから、色々知らない病気の患者さん、変な処置をする患者さん(私のやることが一般的じゃないのかも知れません)などを受け入れなければいけないし、私はほぼ病棟にいません(救急車の対応がメインの仕事ですから)。よって、仲良く話す看護師さんも少ないし、あまり好かれていないというか、むしろ嫌われていると思っていました。それが相手にも伝わっていたためなのかも知れませんが。

 4月からは部下の先生も来られます。ER型救急の神様である寺澤先生は、救急が上手く行くには20年はかかりますと言っておられました。3年なんてまだまだですね。ますます精進したいと思います。よろしくお願いいたします。


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