救急科専門医試験問題解説ページ移動中です。 [救急専門医試験]
先週の一番のニュースは?と言われて、多くの人はじゃんけん大会と言われると思います(本当?)。が、救急科専門医を目指している方にとっては専門医試験があった事ですよね。受験された方はお疲れ様でした。皆さんの合格を祈っています!
さて、現在公開中のページですが、現在アプリの関係(あとで説明しますので知りたい方はご覧下さい)で更新が出来ないのと、トップページがおかしくなってしまいました。こちらからご覧下さい。
新しいページに移動中ですのでご期待ください!どっちみち来年の6月で今のサーバーが使えなくなるので、良かったのかも知れません。とポジティブシンキングをしておきます。
以下のような予想問題を載せていますので、専門でない方にも楽しんで頂けるように頑張っています。ご意見頂ければ幸いです。
問題40 破傷風予防について正しいのはどれか。
(a)日本では小児期に行っているので、追加投与の必要はない。
(b)めったに発症しないので、破傷風を発症した人に免疫グロブリンのみ行えば良い。
(c)破傷風を発症しても予防注射が必要である。
(d)破傷風トキソイドは筋肉注射よりも皮下注射の方が良い。
(e)汚い傷でなければ予防注射は必要ない。
<解説>
(a)× 小児期に行っていても10年以上たつと効果が切れます。10年以内に1回ブースター投与が望ましいです。外国には短時間で破傷風の抗体を検査するキットがあるらしいです。日本でも早く発売されると良いですね。
(b)× 頻度は低いですが、発症したら大変な病気ですので予防が必要です。
(c)○ 破傷風を発症しても免疫を獲得できません。
(d)○ 吸収が速いとか副反応が少ないとか言われています。指針3P.425、P.606にも筋注とあります。
(e)× どんな傷でも発症する可能性があります。
<MEMO> 破傷風(海老沢功著、日本医事新報社)からの引用です。
P.105 「イギリスのある病院の手術室の空気の中にも破傷風菌がいたとう報告がある」
P.109 「外傷患者の15人に1人は外傷部位に破傷風菌がいる可能性がある」
P.118 「一般民家の、あまり踏みならされていない敷地や畑などの方が破傷風菌の密度が高い」
私はホームページ作成にAppleのiWebと言うのを使っていました。これは初心者でも簡単にホームページが作れる優れもののソフトです。
しかし、私が知る範囲の唯一の欠点は、ファイルの読み込みが出来ない事です。
つまりこういう事です。ホームページの作成、更新は1つのパソコンからしか出来ず、そのパソコンがクラッシュしてしまったり間違って初期化してしまうと、二度と編集が出来ないと言う事です。何とファイルを保存しておく事は出来るのですが、それを読み込んで再度編集する事が出来ないのです。勘弁して〜、、、、、そして、私は何と、編集用のパソコンを初期化してしまったのです。申し訳ないです。
トップページだけでもちょっと変更しようと、テキストエディターでサーバーにあるファイルを変更したら、デザインだけでなくリンクもおかしくなってしまいました。ガーン!!
現在、ホームページを表示して、新しいソフトにコピー&ペーストの毎日です。頑張ります!
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問題40 破傷風予防について正しいのはどれか。
(a)日本では小児期に行っているので、追加投与の必要はない。
(b)めったに発症しないので、破傷風を発症した人に免疫グロブリンのみ行えば良い。
(c)破傷風を発症しても予防注射が必要である。
(d)破傷風トキソイドは筋肉注射よりも皮下注射の方が良い。
(e)汚い傷でなければ予防注射は必要ない。
<解説>
(a)× 小児期に行っていても10年以上たつと効果が切れます。10年以内に1回ブースター投与が望ましいです。外国には短時間で破傷風の抗体を検査するキットがあるらしいです。日本でも早く発売されると良いですね。
(b)× 頻度は低いですが、発症したら大変な病気ですので予防が必要です。
(c)○ 破傷風を発症しても免疫を獲得できません。
(d)○ 吸収が速いとか副反応が少ないとか言われています。指針3P.425、P.606にも筋注とあります。
(e)× どんな傷でも発症する可能性があります。
<MEMO> 破傷風(海老沢功著、日本医事新報社)からの引用です。
P.105 「イギリスのある病院の手術室の空気の中にも破傷風菌がいたとう報告がある」
P.109 「外傷患者の15人に1人は外傷部位に破傷風菌がいる可能性がある」
P.118 「一般民家の、あまり踏みならされていない敷地や畑などの方が破傷風菌の密度が高い」
私はホームページ作成にAppleのiWebと言うのを使っていました。これは初心者でも簡単にホームページが作れる優れもののソフトです。
しかし、私が知る範囲の唯一の欠点は、ファイルの読み込みが出来ない事です。
つまりこういう事です。ホームページの作成、更新は1つのパソコンからしか出来ず、そのパソコンがクラッシュしてしまったり間違って初期化してしまうと、二度と編集が出来ないと言う事です。何とファイルを保存しておく事は出来るのですが、それを読み込んで再度編集する事が出来ないのです。勘弁して〜、、、、、そして、私は何と、編集用のパソコンを初期化してしまったのです。申し訳ないです。
トップページだけでもちょっと変更しようと、テキストエディターでサーバーにあるファイルを変更したら、デザインだけでなくリンクもおかしくなってしまいました。ガーン!!
現在、ホームページを表示して、新しいソフトにコピー&ペーストの毎日です。頑張ります!
私がお世話になっている人も18日の救急専門医試験を受験しました。
良い知らせをいただけることを期待しているところです。
穏やかですが、やるときはキッチリやる、しかもものすごく
周囲に配慮されている、良い人なのです。
kimさんとは話がはずむのでは?と勝手に想像してしまいます。
by IDFU (2011-09-25 19:37)
最近では予防注射を受けているので、この病気にあまりお目にかかれないようですね。医者になりたての頃この病気主治医になったことがあります。2日まえに指を怪我して入院。顎が開かない等の症状あり。すぐに顕微鏡で見たら、破傷風菌特有の太鼓ばちの細菌発見。指を落として断端診ても菌あり。腕を落として切断面見てもあり。脊髄腔にペニシリン大量投与。オピストトウヌス発症。呼吸筋麻痺を起こし死亡。そのころ、人工呼吸器なんぞありませんでした。いやな経験をしました。その後大学に戻ってすぐに、印刷工が新しい紙で血も出ないくらい、ちょっと切って、顎が開かなくなって入院。これは、すぐに、ペニシリン大量投与と破傷風抗毒素の局注で助かりました。綺麗な紙にも破傷風菌がいるのですね。こんなことでも参考になるかしら。ちなみに、東京大学の本郷にある、農学部のグランドにはこの菌が多いと聞いています。
by きらきら星 (2011-09-25 20:41)
IDFUさん、コメントありがとうございます。
そうですね。良い知らせが来ることを祈るばかりです。
機会があれば是非ご紹介ください。
by Kim (2011-09-26 07:38)
きらきら星さん、コメントありがとうございます。
私は主治医になったことはないのですが、やはり激しい病気なんですね。印刷工の方のお話参考になりました。使わせていただきます!!
それにしても、医師や看護師の間で破傷風についての認識が甘い人が多いので困っています。破トキなんていらないでしょ〜とか、テタガム??過剰医療では???と。いやあ、、、、風邪に抗生剤、腹痛にPPIよりましでしょ〜と思うのですが。
by Kim (2011-09-26 07:40)
久々にコメントします、しおです。
今回も先生のホームページにお世話になり(ありがとうございました!)、昨年よりは勉強に励んで今年も試験を受けたのですが・・・
ケアレスミスの多さに、今年も絶望的です(><)
今年の試験の解説も期待しています!
ところできいていいことかどうかわかりませんが・・・
試験問題ってどうやって入手しているんですか?
お答えできなければご返答くださらなくて結構です。
by しお (2011-09-26 12:40)
しおさん、コメントありがとうございます。
ケアレスミスは気にせず、結果は良いはずと思って待ちましょう!
今年の解説開始はいつになるか分かりませんが、問題が公開されてからです。
試験問題は学会ホームページで公開されています(学会員のみ閲覧可能)。あと救急医学会雑誌に載りますよ。こちらは誰でも見られます。
https://www.jaam.jp/jaam/member/html/examination/examination.jsp
公開して良いと学会から許可をもらっています。
学会雑誌は以下から見られます。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjaam/-char/ja
by Kim (2011-09-26 13:18)
一ヶ月も前の記事にコメントしてすみません。
いつもKimさんの記事を楽しく拝見させていただいています。
私は養護教諭のため、レベルが高いお話を「そうなんだぁ」と勉強させていただいてます。
破傷風の事が書かれていたので、ずうずうしくもKimさんに質問させていただきたいのですが、学校のグラウンドには破傷風菌がいるので、けがをしたら病院へ。と指導をしているのですが、どの程度のけがで病院へ行かせるべきかをいつも悩んでしまいます・・・
と書いたところで、「調べ不足で質問するのは失礼だ」と思い、もう一度ネットで破傷風について検索してみたところ、Kimさんの書かれた去年の日記にたどり着きました(笑)
読んでいたと思っていたのですが、忙しくて読み損ねていたみたいです。
破傷風は見えない傷でもかすり傷でもなるんですね。なんと、病院でもなる可能性があるのですね。。。
次からは、けがをした生徒にはかすり傷でもなんでも予防接種の有無を確認し、予防接種をしていない(覚えていないだろうけど)場合には予防接種をすすめたいと思います。
勉強不足を露呈するようですが、養護教諭になりずっと気になり続けていたことなので、とてもすっきりしました。
ありがとうございました!!
by あさの (2011-10-19 10:30)
あさのさん、コメントありがとうございます。
破傷風になった人の半分は、怪我をしていない(忘れてしまうぐらい軽い傷)そうです。
アメリカなどは空港などでも予防注射が出来るそうです。お子さんに予防注射をすべきかどうかは不勉強でよく分かりませんが、高校生ぐらいになっていたら追加しても良いかも知れませんね(免疫がある人に予防注射をしても大きな事は起こりません)。
近いうちに破傷風の抗体がすぐ調べられるようになる(外国にはそのキットがもうあるそうです)ので、それに期待したいですね。
by Kim (2011-10-19 20:02)