アスピリン中毒 [医学関連]
アスピリン(aspirin)は、バファリンと言う商品名で売られていた薬で、解熱鎮痛薬と言うジャンルの薬です。色々あって(後日書きます)現在売られているバファリンには、アスピリンが入っていません。
が、アメリカでは大量に飲む人が多く、結構頻繁にある中毒のようです。
映画ではよく「アスピリンをくれ」と言うシーンがあります。例えば「ダイ・ハード3」では、船に大量の爆薬と一緒に残されるジョン・マクレーン刑事が、「アスピリンをくれないか」と犯人のサイモンに言うシーンがあります。
とどうでもいい前振りでした。
日本では血液をサラサラ(本当は血小板の働きを阻害するだけなので、サラサラにはならないのですが)にする薬として脳梗塞や心筋梗塞の患者さんに処方されています。時々自殺目的でこれを大量に飲んでしまう人がいます。
ちなみに、アスピリンは呼吸中枢を刺激するので、呼吸性アルカローシスと代謝性アシドーシスが同時に発生した(代償性ではなく)場合、アスピリン中毒か敗血症しかないそうです。
UpToDateの「成人のアスピリン中毒」と言う文献を読んでみました。
アスピリンはアセチルサリチル酸とも呼ばれ、体内に吸収されるとサリチル酸になります。
成人では10−30g以上、小児では3gでも致死的になります。
一般的に飲んでから約1時間で血中濃度がピークになりますので、胃洗浄の適応は余りありません(やっていけないというエビデンスはないんでしょうが、、、)。
次回はメイロンを何故使用するのか?について書いてみたいと思います。
が、アメリカでは大量に飲む人が多く、結構頻繁にある中毒のようです。
映画ではよく「アスピリンをくれ」と言うシーンがあります。例えば「ダイ・ハード3」では、船に大量の爆薬と一緒に残されるジョン・マクレーン刑事が、「アスピリンをくれないか」と犯人のサイモンに言うシーンがあります。
とどうでもいい前振りでした。
日本では血液をサラサラ(本当は血小板の働きを阻害するだけなので、サラサラにはならないのですが)にする薬として脳梗塞や心筋梗塞の患者さんに処方されています。時々自殺目的でこれを大量に飲んでしまう人がいます。
ちなみに、アスピリンは呼吸中枢を刺激するので、呼吸性アルカローシスと代謝性アシドーシスが同時に発生した(代償性ではなく)場合、アスピリン中毒か敗血症しかないそうです。
UpToDateの「成人のアスピリン中毒」と言う文献を読んでみました。
アスピリンはアセチルサリチル酸とも呼ばれ、体内に吸収されるとサリチル酸になります。
成人では10−30g以上、小児では3gでも致死的になります。
一般的に飲んでから約1時間で血中濃度がピークになりますので、胃洗浄の適応は余りありません(やっていけないというエビデンスはないんでしょうが、、、)。
次回はメイロンを何故使用するのか?について書いてみたいと思います。
このようにえっ?これだけ??みたいに終わらせると、次が知りたくなります。ある本に「ミニスカートの法則」とありました。
見えそうで見えない、、、だから余計に見たくなる、、、、
プレゼンのスライドも、次のスライドは何だろう?と思って頂くように作るのが良いそうです。
by Kim (2011-05-07 10:41)
年を取ってから更年期のせいか?生理中に頭痛がよく起きるようになり、痛い時はバファリンを飲んでます。
アスピリンというのは確かに、外国の映画や小説でよく聞いたことがあります。
今のバファリンには入ってないのですか、へぇ~、ですね(笑)
勉強になります。
by 小桜 (2011-05-07 16:50)
小桜さん、コメントありがとうございます。
すみません、訂正させてください。バファリンプラスSとバファリンA、バファリン顆粒と言うのはアスピリンを含んでいました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%B3
小児用には入っていません。この理由を次回の記事に、、
by Kim (2011-05-07 17:39)
内視鏡等消化器屋にとっては仇のような薬で、名前見ただけではらわたが煮えくりかえってきますw
お気に入り整理してて何カ月ぶりかで失礼しました。前のハンドルも忘れてすまそでしたw
by くりりん (2011-05-07 21:22)
くりりんさん、コメントありがとうございます。
確かに内視鏡とか手術の時にアスピリンを飲んでいると困りますよね。中止せずに行っても良いとされているようですが、循環器の先生は、そちらの科のガイドラインに従ってやってもらえばいいと冷たく言われる事が有りますし、内視鏡は別の先生が行いますので、その先生が止めないと絶対カメラはしないと言われると困っちゃいますよね。
by Kim (2011-05-08 10:09)