多いと思ったら85%と答えましょう! [研修医教育]
昔アメリカの医学生向けの本に書いてあった事ですが、役にたつ事なので記事にしてみます。
臨床実習などで指導医に質問されます。「子宮ガンのIV期の五年生存率はどのぐらいか?」
一般的な学生さんは「??」となり答えられません。次の学生も同様です。私が学生の時には、臨床実習は5人1グループでしたので5人に質問されます。誰も応えられなくても、「じゃあ、最初の人」と何度も当てるしつこい先生もいますが(^.^)、通常1周りで終了です。
質問した先生は「なんだ、こいつらは、、、全然勉強してきていないじゃないか!」と昔の自分の事をすっかり忘れて(違っていたら失礼!)不機嫌になります。そうすると、子宮ガンの放射線治療について講義をしようと思っていたとしても、「どうせ一生懸命やっても給料上がる訳じゃないし、こいつらに教えたってどうせ忘れるだろ、、、」と教えてもらえなくなります。
同じ授業料を払っている(正確には親に払ってもらっているのですが)のに、、、、確実に損です。
よって何でも良いから、質問には答えるべきです。しかし、プライドの高い皆さんには、適当に答えると言うのは無理でしょう。
題名は忘れましたが、20年ぐらい前の医学生向けの本に「多いと思ったら85%、少ないと思ったら15%、う〜んと思ったら50%と答えましょう!」とありました。ほぼ当たります。そして重要な事は自信たっぷりに答える事ですと。
例えば多いと思ったものの数字が90%だったり80%だったりしても85%なら近いです。正確な数字は必要ないので、、、とにかく答える事が重要なのです!
私はそれを読んでグループのみんなに話し、実行してみました。
「子宮ガンのIV期の5年生存率は?」
IV期はつまり末期癌ですので、当然少ないので、、、「15%です!」と答えました。
「おっ!良く知っているな!それじゃあ、I期は?」「85%です!」「うん、うん、そうなんだ、、、、この班は優秀だな、、、じゃあ、今から放射線治療の装置を見せてあげよう!」
かなり得な臨床実習を受ける事が出来ました。
もしこれを見ている医学生や研修医の方がおられたら実行してみて下さい。もしかしたら医学とは関係ない事にも使えます。
携帯電話・PHSの普及率は?? 85%です。
アメリカの結婚していない女性の割合は?? 50%です。
Mac率は?? 10%です。
ちなみに、アメリカの専門医試験では、適当に答えるとマイナス点となるらしいです(^.^)。知らない事は知らないと言いなさいと言う事だそうで、適当に答えると言うのは適当な診療をするからと言う事です。
臨床実習などで指導医に質問されます。「子宮ガンのIV期の五年生存率はどのぐらいか?」
一般的な学生さんは「??」となり答えられません。次の学生も同様です。私が学生の時には、臨床実習は5人1グループでしたので5人に質問されます。誰も応えられなくても、「じゃあ、最初の人」と何度も当てるしつこい先生もいますが(^.^)、通常1周りで終了です。
質問した先生は「なんだ、こいつらは、、、全然勉強してきていないじゃないか!」と昔の自分の事をすっかり忘れて(違っていたら失礼!)不機嫌になります。そうすると、子宮ガンの放射線治療について講義をしようと思っていたとしても、「どうせ一生懸命やっても給料上がる訳じゃないし、こいつらに教えたってどうせ忘れるだろ、、、」と教えてもらえなくなります。
同じ授業料を払っている(正確には親に払ってもらっているのですが)のに、、、、確実に損です。
よって何でも良いから、質問には答えるべきです。しかし、プライドの高い皆さんには、適当に答えると言うのは無理でしょう。
題名は忘れましたが、20年ぐらい前の医学生向けの本に「多いと思ったら85%、少ないと思ったら15%、う〜んと思ったら50%と答えましょう!」とありました。ほぼ当たります。そして重要な事は自信たっぷりに答える事ですと。
例えば多いと思ったものの数字が90%だったり80%だったりしても85%なら近いです。正確な数字は必要ないので、、、とにかく答える事が重要なのです!
私はそれを読んでグループのみんなに話し、実行してみました。
「子宮ガンのIV期の5年生存率は?」
IV期はつまり末期癌ですので、当然少ないので、、、「15%です!」と答えました。
「おっ!良く知っているな!それじゃあ、I期は?」「85%です!」「うん、うん、そうなんだ、、、、この班は優秀だな、、、じゃあ、今から放射線治療の装置を見せてあげよう!」
かなり得な臨床実習を受ける事が出来ました。
もしこれを見ている医学生や研修医の方がおられたら実行してみて下さい。もしかしたら医学とは関係ない事にも使えます。
携帯電話・PHSの普及率は?? 85%です。
アメリカの結婚していない女性の割合は?? 50%です。
Mac率は?? 10%です。
ちなみに、アメリカの専門医試験では、適当に答えるとマイナス点となるらしいです(^.^)。知らない事は知らないと言いなさいと言う事だそうで、適当に答えると言うのは適当な診療をするからと言う事です。
母親の大動脈弁狭窄症の時にドクターより出ました「生存率」
手術をするか否かの説明だったのですが、重い言葉でした
手術しなければ3年生存率・・・
なんか思い出してしまいました。
手術成功のおかげで、3年経過してピンピンしております
78ですから、足が悪くはなってきてますが、心臓は元気ですから有り難いことです。
by ちょんまげ侍金四郎 (2009-02-16 08:32)
ちょんまげ侍金四郎さん、コメント&nice!ありがとうございます。
生存率と言うのは重要な指数ですが、患者さんにとってはゼロか100%かしかないので難しいです。たった1%の可能性しかなくてもそれにかけると言う場合もありますし、、、、ヒーローものや高校野球では可能性がゼロでも挑戦すべきですが、医療の場合には難しいです。
by Kim (2009-02-16 09:29)
ハッタリというやつですね。
確かに時と場合では有効ですね。
by へびぱく (2009-02-16 09:33)
英語の場合。
--------------------
be動詞の文は15%
一般動詞の文は85%
---------------------
・・・てな具合でしょうか?
実際には、もっと偏っています。
5%+95%くらいです。
経験値ですけど。
by Hirosuke (2009-02-16 11:12)
へびぱくさん、コメントありがとうございます。
確かに連発してはいけません。本当はちゃんと勉強して正しい答えを言うべきなのはもちろんです。
by Kim (2009-02-16 12:12)
Hirosukeさん、コメント&nice!ありがとうございます。
色々な事に使えますので是非!大事なのは正確でなくても良いと言う事です。15%であれば、本当は5%だったとしても、「ちょっと多いけど、、、近い」のがミソです。
by Kim (2009-02-16 12:13)
こんにちは。
この記事スゴいです。
専門分野では、これは使えます!!
Macの普及率は10%なのですね。友人が、Kimさんのブログを見て、Macを買おうか検討しているみたいです。友人はiPoneを、既に持っていますが…
by shiraisi (2009-02-16 13:56)
shiraisiさん、コメント&nice!ありがとうございます。
褒めて頂き嬉しい限りですが、私が考えた事ではありません(^.^)。
友人の方も私もブログを見て下さっているのですね。ありがとうございます。もし、Macユーザーになったら、私とshiraisiさんに、アップル社から何かもらえると嬉しいですね。
by Kim (2009-02-16 18:01)
私も学生時代は、似たような体験があります.
特にマイナーな科の場合は、
誰かが勉強してくるだろうという感じでしたね(笑)
Mac購入の交渉には有用ですね!
by yangt3 (2009-02-16 23:22)
yangt3さん、コメント&nice!ありがとうございます。
Macの購入に役立てば良いですが、、、、、エビデンスレベルは未確定ですね。
by Kim (2009-02-17 07:56)