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消化器がん外科治療認定医になりました [資格の事]

 日本消化器外科学会は、がん治療認定医への対応の一つとして、消化器がん外科治療認定医と言うのを創設しました。

 色々と難しい事が多いようですが、日本がん治療認定医機構が認定する「がん治療認定医」が出来た事が問題のようです。

 「がん治療認定医」だけが癌の治療が出来ると国民に思われると困る。
 実際の日本の癌治療は消化器外科医が行う機会も多い。
 日本消化器外科学会の認定医を持っていれば「がん治療認定医」にして欲しいと頼んだが充分な知識とは判断されず却下された。
 理想を言えば、癌の治療を行う医師は「がん治療認定医」であるのが望ましいが、色んな意味で難しい。
 よって、消化器外科学会も同じような?資格を認定する事にした。
 今のところ消化器外科専門医を「消化器がん治療認定医」として認定する。

 と言う事で、本日突然私の元に「消化器がん外科治療認定医証」と言うのが送られてきました(私は消化器外科専門医です)。何の試験もなくもらえる資格って???意味ないような気もしますが、資格に負けないよう勉強したいと思います。

 ちなみに、この日本がん治療認定医機構っていうの怪しそう(天下り??)ですし、これ以上学会に入るのもばからしい(何せ年会費だけで10万円ぐらい払っています)ので、私はがん治療認定医をとるつもりはありません。どちらかと言うと癌より救急に専念したいです。
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yangt3

そういえば、昔、本を書いている医者は
偉い先生だ!とのたまわれる先生がおられましたね.
個人的には、専門医の数よりも
やはり医師同士、仲間、チームとしての信頼感が
重要だと思います.
私が紹介先を選ぶ基準です.
by yangt3 (2008-03-27 22:17) 

Kim

yangt3さん、コメントありがとうございます。
本を書いている、学会で有名である、専門医である、手術を沢山やっている、、、、どれもあてになりませんよね。
技術も大事ですが、チームワーク、、、大事ですね。
by Kim (2008-03-27 22:34) 

ふりーだむ

消化器がん治療認定医の資格ができたんですね。

私は、
クリニックや病院に掲げてある認定医の免状とかを
みますと、
「ここの先生は、○○のエキスパートなんだなあ」と
無条件に思ってしまいますです。

もはやスーパードクターに近い存在かも・・・。

by ふりーだむ (2008-03-28 08:34) 

ちょんまげ侍金四郎

勝手に認定医とされるのも困りものですよね
しかし、いつどんな状態の患者さんが搬送されるかわからない、そして瞬時に決断し治療に当たらなければならない救急医療に専念したいというKim先生には頭が下がります
by ちょんまげ侍金四郎 (2008-03-28 09:01) 

Kim

ふりーだむさん、コメントありがとうございます。
もちろん多くの人は認定証を持っていれば優秀な人たちです。が、あまり沢山持っている人は怪しいかも知れません。
ちゃんとしたお医者さんかどうかは他の事で見分けないといけません。
by Kim (2008-03-28 11:06) 

Kim

ちょんまげ侍金四郎さん、コメントありがとうございます。
救急疾患は頑張れば助かるものも多いのですが、癌は例えば最初から進行癌であると、何をしても、、、と言う場合も多いのですが、それでも何とかならないかという気力が必要です。
私にはあまりないかも(^.^)。
by Kim (2008-03-28 11:08) 

RR

がんの早期発見は大切なことと思います。
しかし、最近、遺伝子検査で超早期にがんがわかると誇大な表現といいかげんな検査をしている会社があります。

http://www.genescience.jp/

この会社の学術顧問をしている和田先生がブログを書いています。はじめは、コメント欄があったのですが、下記のようなコメントがされて、反論もせずにコメントを削除して、書き込めなくしてしまいました。(でもキャッシュは残っています、「ジーンサイエンス」と「和田先生」でグーグルなどで検索すると出てきます)

http://d.hatena.ne.jp/wadahiromi/

医療の業界では、このような、お金儲けと法律違反をする会社があるのでしょうか?

書き込まれたコメントを3回に分けて貼り付けます。
先生のご意見をお聞かせください。

by RR (2010-01-22 02:43) 

RR

先ほどのコメントに記載しているコメント1

AS 2010/01/17 09:52 上の医療事故は、これですか?

京都大医学部付属病院(京都市左京区)は20日、京都府内の女性(63)に対する肺がんの手術中に大動脈を損傷し、この女性が出血多量で死亡する事故があった、と発表した。
同病院によると、女性は肺腫瘍(しゅよう)の治療のため11月12日に入院。18日午前10時半から、呼吸器外科で胸腔鏡を使って腫瘍がある左肺上部を切除する手術を受けた。切除後さらに、左肺下部につながる肺靱帯(じんたい)を切除する手術を行ったところ、近くの下行大動脈に直径1センチの穴が開いて大量に出血。心臓血管外科の応援を得て人工心肺装置を使いながら手当てしたが、断続的に出血と血圧低下が続き、午後11時40分に死亡した。
当時の状況について、和田教授が一連の経過を説明。胸腔鏡を使用した手術の危険性についての質問には、和田教授は「通常の手術。背中の一番奥の部分を手術するため、むしろ見やすいはず」と否定。(京都新聞より抜粋)

見やすいことに過信しすぎて、電気メスが触れた可能性が高いのでは?
先生のコメントは、亡くなられた患者さんやご家族に対して、残念ながら誠意が見られません。

by RR (2010-01-22 02:45) 

RR

先ほどのコメントに記載しているコメント2

YS 2010/01/17 10:06 ブログを読ませてもらっています。
以前、ジーンサイエンスの話題がありましたが、先生は外科では著名でも、遺伝子の知識、その解析方法、結果の解釈について門外漢と思います。その先生が、遺伝子の会社に学術顧問という影響を与える立場として、深く関わるのは不可思議に感じます。

バイオベンチャーのジーンサイエンスという会社は、お金儲けのために著名な先生を単に利用しているのではないでしょうか。

いずれにしましても、一般的に見て外科専門の和田先生の学術顧問は不自然に感じ、また顧問料のお金欲しさとベンチャーのマネーゲームに加担しているとうつります。
先生の多くの同僚や門下生が、がっかりしていると思います。

by RR (2010-01-22 02:47) 

RR

先ほどのコメントに記載しているコメント3

YS 2010/01/17 10:13 ジーンサイエンスは、防衛医大のある講座と一緒に臨床研究?をやっているらしいですね。
防衛庁管轄の大学の先生が、民間企業と繋がっていて良いわけないですよね。
防衛医大は、知らないだけですよね。見て見ぬふりじゃないですよね。
その先生は、お金を払わずに自分の実験をさせてる噂です。見返りはなんでしょう?どうも癒着の匂いがします。
防衛医大は、去年もこの手の類似ネタで問題になりましたね。

しかももっと問題があって、ジーンサイエンスのスパイが、どうも定期的にその講座に出入りしてるらしいです。
防衛医大の機密事項が漏れている可能性が高く、前代未聞ですね。和田先生は関わっていないですよね?
やはり、一部の医療業界は腐ってるんですね。
気をつけてくださいね。和田先生

by RR (2010-01-22 02:48) 

Kim

RRさん、コメントありがとうございます。

私は一応医師ですが、大学の偉い先生とはレベルが違います。低レベルなので、、、、、それを前提にコメント読んで下さい。

ブログのコメント欄ですが、確かにコメントを書けるようにするのがベターです。そしてコメントには返事を書くべきです。何でも議論しあうことが重要です。が、心ないコメントが沢山書かれることもあります。あまりにそう言うのが多ければ、コメントの受付を中止せざるをないこともあると思います。せんと君の作者も大変だったようですね。

確かに、理由を記載するのが正しいでしょうね。でも、この先生も本業が忙しいでしょうし、色々な事情がおありなんだと思います。

手術のコメントは確かに冷たい感じがしますが、新聞というのはいいかげんですから、もっと色々言われていたとしても都合の良い所だけ抜き出して書くことがあると思います。また文字だけででは気持ちが伝わらない事も多いと思います。

個人的には、どんな簡単な手術でも危険はあるので、この医療事故はミスではなく事故だと思います。車と一緒である程度の確率で必ず起こります。これは仕方がないと思わないと、肺がんの手術はしてはいけないと言う事になってしまいます。ゼロにすることが出来ないのですから、、、、、

また、企業が宣伝のために著名な先生を利用すると言うのは良くある事で、専門分野が何であろうと自由です。私は著名でないのでありえませんが、私が例えばダイエット食品の顧問をしても問題ありません(誰も信用してくれないでしょうが(^_^))。

大学教授がそう言うことをして良いのかどうか分かりませんが、公務員として違反するのでなければ問題ないでしょう。RRさんが外科医なのに遺伝子には、、、と思われるように、全く意味が分からない人は除いて、多くの人もそう思うのではないでしょうか。

しかし、大学の偉い先生は,外科医であったとしても遺伝子とかそう言うのに詳しい先生がおられますので、一概に言えません。

防衛庁に関しては、全く分かりません。すみません。

どんな業界でも腐っている人はいます。そう言う人は相手にせず、まじめに仕事をするのが一番だと思っています。

by Kim (2010-01-22 08:28) 

めめ

お疲れさまです。こんにちは(^^)
いつも楽しく読ませて頂いています。
認定医の資格を取られて、丸々8年目に入られましたが、更新の案内がきたり、
症例の勉強会などはあるのでしょうか?
勝手に認定証が送付されたとあり、驚きました。

診察室の壁に、たくさんの認定医である事を、フレームに入れて飾るような医師の先生もいらして、私たち患者は
なんかスゴイ先生みたいだねと、恐縮してしまいます。
要は、先生の人柄や技術?だと思うので。
by めめ (2016-04-19 16:29) 

Kim

めめさん、コメントありがとうございます。

私はこの消化器外科学会の指導医を持っていましたが、全然手術に入っていませんので更新できませんでした。当然この資格も消滅しています。

読んでいただきありがとうございました。

by Kim (2016-04-19 16:32) 

めめ

言葉足らずで、先生に不快な思いをさせてしまいましたら、申し訳ありませんでした。

そうなのですか…。
それなりの資格が消失してしまうことは、さびしく、切ない思いになられたことと推察します。 
プロフェッショナルであり続けるのは、
いばらの道の連続なのだと学ばせていただきました。
ありがとうございます。
by めめ (2016-04-19 20:31) 

Kim

めめさん、気にされなくて構いませんよ。

資格なんて大きなものではありません。全然気にしてません!

by Kim (2016-04-22 15:15) 

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